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フィールドネット便り
No.36 2025/10/2

フィールドワーカーの知と知をつなぐ
Fieldnet からの情報をお届けします
Website:https://fieldnet-aa.jp/
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目次
【1】事務局より
【2】イベント情報
【3】公募等
【4】出版等
【5】『FIELDPLUS』より
【6】編集後記

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【1】事務局より

◆世界のフィールドから
フィールドワーカーが世界各地で感じたことを、写真とともに日記風につづっていくコーナーです。
https://fieldnet-aa.jp/fromfields/

「世界のフィールドから」では、フォトエッセイを随時募集しています。
詳細は事務局までお問い合わせください。

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【2】イベント情報 

▽締切間近▽
◆「多様性」をどのように生きるか:複眼的に考える地域の姿[申込締切10月3日(金)正午]
日 時:2025年10月4日(土)13:30〜16:30
場 所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所/オンライン
主 催:国⽴⼤学附置研究所・センター会議 第3部会
紹介文:今、日本や世界で「多文化共生」があらためて問われています。本シンポジウムでは、その前提となる「多様性」をどのようにとらえ、どのように自らのものとして生きてゆくかを検討し、課題があるかを議論します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-jcric-aa-sympo20251004.html

◆第62回自然災害科学総合シンポジウム[申込締切10月5日(日)]
日 時:2025年10月8日(水)13:00〜17:00
場 所:宇治おうばくプラザきはだホール/オンライン
主 催:京都大学防災研究所自然災害研究協議会
紹介文:本シンポジウムでは、能登半島での地震と地震由来の地滑りや、フィリピン・カガヤン川流域における洪水、防災DX時代における情報可視化アプローチなど、自然災害に関係する最新の調査・研究について報告します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-ndic20250723.html

◆名古屋大学・南山大学 連携博物館講座「大学博物館が語る、地球と人類のヒストリー」(全4回)[申込締切各回前日13時]
日 時:2025年10月4日(土)13:30〜15:00および11月1日(土)、11月8日(土)、11月22日(土)
場 所:名古屋大学博物館/オンライン、南山大学/オンライン
主 催:名古屋大学博物館、南山大学人類学博物館
紹介文:名古屋大学博物館と南山大学人類学博物館が連携し、全4回の連携博物館講座を開催します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-chikyuutojinrui20250906.html
△締切間近△

◆公開シンポジウム「ホモナショナリズムを再訪する」
日 時:2025年10月11日(土)12:00〜16:00
場 所:同志社大学東京キャンパスセミナー室/オンライン
共 催:グローバル地中海地域研究同志社拠点(同志社大学都市共生研究センター)、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 D&I部門駒場キャンパスSaferSpace(KOSS)
紹介文:本シンポジウムでは、ジェンダー・セクシュアリティと植民地主義・人種主義の結びつきを紐解くため、クィア理論研究者のジャスビル・プア(Jasbir K. Puar)氏を迎えディスカッションを行う。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-homonationalism20250910.html

◆公開講座「南極と環境 ~南極で何がおきているの?南極で何しているの?~」
日 時:2025年10月13日(月・祝)15:00~17:50
場 所:名城大学天白キャンパス
主 催:名城大学理工学部環境創造工学科
紹介文:本講演では、3人の昭和基地での滞在経験をお持ちの先生方に南極の環境を踏まえて、昭和基地での観測などの活動、昭和基地での活動に伴う環境保全、さらには、昭和基地の生活体験についてもお話し頂きます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-nankyokutokankyou20250829.html

◆東京大学東洋文化研究所第23回公開講座「アジアの境」
日 時:2025年10月18日(土)10:30〜15:30
場 所:東京大学東洋文化研究所3階大会議室/オンライン
主 催:東京大学東洋文化研究所
紹介文:東京大学東洋文化研究所によるアジアを理解するための視点をわかりやすく紹介する公開講座です。「アジアの境」を主題に、植民地期アルジェリアのナショナリズム運動と女性、境界を越える仏教について解説します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-asianosakai20250906.html

◆第21回松下幸之助国際スカラシップフォーラム――うつろい、まざり、つながる
日 時:2025年10月18日(土)13:30~17:30
場 所:ベルサール御成門タワー/オンライン
主 催:松下幸之助記念志財団
紹介文:本フォーラムは、「松下幸之助国際スカラシップ」にて海外に留学し帰国した元学生有志と(公財)松下幸之助志財団の共催により、その成果報告の一環として年一回開催されているものです。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-matsushitascolashipforum20250822.html

◆フォーラム「NDLラボの公開ツールを使ってみよう!—NDL古典籍OCR-Liteや古典籍・近代自筆資料への全文検索が広げる資料探索の可能性—」
日 時:2025年10月23日(木)13:00~14:30
場 所:パシフィコ横浜展示会場2階
主 催:国立国会図書館
紹介文:デジタル人文学のフィールドにおける古典籍資料などを対象とした国立国会図書館の資料活用ツールの事例を共有します。公開成果の活用可能性を探り、国立国会図書館の次世代サービスの次の一歩を考えていきます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-ndllabo20250919.html

◆公開書評会『グローバル格差を生きる人びと:「国際協力」のディストピア』 (友松夕香著、岩波書店、2025年)
日 時:2025年10月25日(土)15:30~18:00
場 所:キャンパスプラザ京都
主 催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)共同利用・共同研究課題「挑戦性」の人類学:現代アフリカを生きる実践の探究/AA研基幹研究(人類学)
紹介文:『グローバル格差を生きる人びと:「国際協力」のディストピア』について、文化/経済人類学や社会学の観点から、著者の友松夕香氏とコメンテーターの田原範子氏・平野美佐氏が語り合います。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-bookreview20250926.html

◆みんぱく公開講演会「アジア‧交錯する信仰と民族─―共在のありかたを探る」
日 時:2025年10月31日(金)18:30~20:40
場 所:日経ホール
主 催:国立民族学博物館、日本経済新聞社
紹介文:中国のイスラームと台湾の民間信仰に注目し、宗教と民族の地域横断的な関係や、民族や宗教の異なる人びとがいかに共にあることができるのかを考えます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-asiakousaku20250926.html

◆連続セミナー(全6回)「反ジェンダー運動とは何か─―揺らぐ多様性の時代に考える」
日 時:2025年6月〜10月最終木曜日19:00〜21:00他 ※第5回は10月30日(木)19:00~21:00 
場 所:オンライン
主 催:アジア女性資料センター
紹介文:世界で台頭する「反ジェンダー運動」を批判的に検証し、フェミニズムやクィア運動が獲得し鍛え上げてきた「ジェンダー」概念の意義と、現実に生きる人々への影響や対抗策を再考します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-ajwrcseminar20250521.html

◆公開シンポジウム「分断化する社会の中で対話は可能か――ポスト・ソーシャルメディア時代の社会構築」
日 時:2025年12月21日(日)13:00〜17:00
場 所:立教大学池袋キャンパス(第一部 ハイブリッド開催/第二部 対面のみ)
主 催:日本学術会議哲学委員会
紹介文:ソーシャルメディアによって変容した現代の人間関係を踏まえ、意見の異なる人々を無視し社会を分断するのではなく、差異や対立、緊張を対話によって表現する社会へと成長させられるのか、その可能性を追求する。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-bundankasurusyakai20250820.html

◆【AORI・JAMSTEC共催】「海と地球のシンポジウム2025」
日 時:2026年3月10日(火)〜3月11日(水)
場 所:東京大学弥生講堂/オンライン
共 催:東京大学大気海洋研究所(AORI)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)
紹介文:「海と地球のシンポジウム2025」開催決定!皆様の参加登録をお待ちしております。海のサイエンスに興味のある方、ぜひ現地もしくはオンラインでお越しください!
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-oceanearth20250919.html

<特別展示・企画展>
◆特別展示『植物顔 – 日本・フィリピンの草木花実写真』
会 期:2025年7月12日(土)〜11月9日(日)
場 所:インターメディアテク2階 GREY CUBE
主 催:東京大学総合研究博物館+フィリピン国立博物館
紹介文:本展示は、フィリピンを拠点に活動するジャン・マヨを迎え、フィリピン・日本に生育する植物で顔を飾ったモデルの写真と植物の静物写真を紹介する。植物を取り巻く自然環境や文化的文脈への理解を深める機会とする。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-syokubutsugao20250807.html

◆特別展「ベトナム、記憶の風景」
会 期:2025年9月13日 (土)〜11月9日(日)
場 所:福岡アジア美術館
主 催:福岡アジア美術館、三谷文化芸術保護情報発信事業財団、西日本新聞社
紹介文:ベトナム戦争終結50周年を記念し、欧米列強による植民地支配と独立への闘い、難民の発生やグローバル化、近代以降の世界の課題を経験してきたベトナムの100年を、ベトナムのアーティストによる作品から辿る。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-vietramlandscape20250806.html

◆特別展「舟と人類――アジア・オセアニアの海の暮らし」
会 期:2025年9月4日(木)~12月9日(火)
場 所:国立民族学博物館
主 催:国立民族学博物館他
紹介文:本特別展では人類史的視点をふまえながら、アジアやオセアニアの海域世界における多様な舟を紹介します。関連イベントも開催されます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-funetojinrui20250627.html

◆展「フォルモサ∞アート――台湾の原住民藝術の現在(いま)」
会 期:2025年9月18日(木)~12月16日(火)
場 所:国立民族学博物館 本館企画展示場
主 催:国立民族学博物館
紹介文:口承や歌謡、衣服や道具の造形を通して自らの文化を伝えてきた台湾原住民族の営みは、原住民族アートとしても関心を集めている。伝統の継承を重んじながら、新たな創造の営みに取り組む芸術家たちの作品を紹介する。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-formosa20250910.html

◆龍谷ミュージアム秋季特別展「仏教と夢」
会 期:2025年9月20日(土)~11月24日(月・祝)
場 所:龍谷ミュージアム
主 催:龍谷大学龍谷ミュージアム、京都新聞、読売新聞社
紹介文:仏教で“夢”が最初に説かれるのは、仏母摩耶夫人がみた釈尊誕生にまつわる「托胎霊夢」の物語である。誰もがみたことのある“夢”は、仏教の世界観のなかで如何に扱われてきたのかを紐解く。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-buddhistdreamscape20250926.html

◆企画展示「野村正治郎とジャポニスムの時代―着物を世界に広げた人物」
会 期:2025年10月28日(火)〜12月21日(日)
場 所:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B
主 催:国立歴史民俗博物館
紹介文:本展示は、野村正治郎の人物像を、彼の収集した「野村正治郎衣裳コレクション」を通じて紹介する。海外に着物文化を広めた販売戦略や、国内で着物の重要性を啓発した役割に注目し、その生涯を振り返る。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-nomurashojiro20250917.html

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【3】公募等

◆共同研究支援プラットフォーム・研究用空間データ基盤「JoRAS」の案内
締 切:毎年度4月1日~3月31日(随時募集)
紹介文:JoRAS(Joint Research Assist System)は、東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)が整備・提供する多様な空間データやサービスを通じて、国内外の研究者との共同研究を支援するためのプラットフォームです。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-JoRAS250718.html

◆2025年度「次世代育成セミナー」(文化/社会人類学研究セミナー)発表者募集
締 切:2025年10月12日(日)
開催日:2025年12月14日(日)
紹介文:日本文化人類学会は、若手研究者支援の一環として「次世代育成セミナー」を開催する。発表者が希望する研究者からのコメントをもとに、十分な時間をかけて討論を行う。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/jisedaiikusei2025.html

◆2025年度イラン短期研修プログラム 参加者募集
締 切:2025年10月13日(月・祝)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-sasakawa-iran2025.html

<研究助成・学術賞>
◆旭硝子財団研究助成(サステイナブルな未来への研究助成 提案研究コース)
締 切:2025年10月10日(金)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-asahigarasu20250625.html

◆鹿島学術振興財団2026年度 一般研究助成 
締 切:2025年10月15日(水)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-Kajimaresearchgrants20250716.html

◆鹿島学術振興財団2026年度 研究者海外派遣援助(短期・長期)
締 切:2025年10月15日(水)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-Kajimaexsupport20250716.html

◆2026年度笹川科学研究助成募集
締 切:2025年10月15日(水)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-sasakawakagaku20250822.html

◆三島海雲記念財団学術活動支援公募
締 切:2025年10月31日(金)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-mishimakaiunkatsudo20250625.html

◆公益財団法人INPEX教育交流財団2026年度奨学生募集
締 切:2025年10月31日(金)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-inpex20250718.html

◆山田科学振興財団 2026年度海外研究援助
締 切:2025年10月31日(金)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-yamadakagaku2026.html

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【4】出版等

◆心の中の台湾を手作りする―石垣島の台湾系移住民の人類学
書誌情報:三尾裕子、慶応義塾大学出版会、2025年3月
紹介文:日本の最南端、八重山諸島にも「華僑」社会がある。しかし、そこに暮らす台湾系移住民は、本土の華僑ほどは知られていない。本書では、彼らが大事に温めてきた台湾への郷愁やイメージを形にする様子を紐解く。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-kokorononakanotaiwan250905.html

◇過去の情報はこちらから
 https://fieldnet-aa.jp/member-info/publications/

◇情報のご提供はこちらから
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【5】『FIELDPLUS』より

◆バックナンバー紹介
フィールドワークからお帰りなさい!お土産は何でしょうか?

第12号(2014年7月号)
フィールドワーカーのおみやげ 梅村絢美
https://www.aa.tufs.ac.jp/publications/field_plus/back_issue/12/

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【6】編集後記

朝晩涼しくなりましたね。秋が来ていることに喜びを感じます。

昨年10月に始まった「世界のフィールドから」のコーナーは早くも一周年になりました。
今回はモロッコのマラケシュにある迷路のような旧市街の話です。自分が地図の中に埋め込まれていく感覚、共感する方も多いかもしれません。
https://fieldnet-aa.jp/fromfields/

「世界のフィールドから」では、Fieldnetメンバーのみなさんからのフォトエッセイのご寄稿をお待ちしています。
詳細はフィールドネット事務局までお気軽にお問い合わせください。

秋です。読書と食欲もさることながら、イベントと研究の季節でもあります。今回もたくさんの情報をいただきました。
「イベント情報」はさまざまな分野から19件、「公募等」はプラットフォーム紹介・研究発表・研修参加者募集がそれぞれ1件ずつ、研究助成等は7件です。「出版等」には1冊の本をご紹介いただきました。日本の最南端の「華僑」社会とは? ぜひお手に取ってご覧ください。

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「『FIELDPLUS』より」では、スリランカからのお土産について紹介しています。読んでいるだけでお腹が空いてくるような、ほっこりあたたかくなるようなものです。さて、いったい何でしょう。

次回のメールマガジンは11月初旬の発行となります。寒暖の差が激しい日々が続きそうです。どうぞお気をつけてお過ごしください。

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