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フィールドネット便り
No.33 2025/6/4

フィールドワーカーの知と知をつなぐ
Fieldnet からの情報をお届けします
Website:https://fieldnet-aa.jp/
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目次
【1】事務局より
【2】イベント情報
【3】公募等
【4】出版等
【5】『FIELDPLUS』より
【6】編集後記

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【1】事務局より

◆フィールドネット・ラウンジ企画公募のお知らせ(応募締切:8月3日)
次世代の研究者によるフィールドワークに関連するイベント企画を募集しています。
https://fieldnet-aa.jp/news/post-lounge2025.html

◆世界のフィールドから
フィールドワーカーが世界各地で感じたことを、写真とともに日記風につづっていきます。
https://fieldnet-aa.jp/fromfields/

◆Fieldnet利用規約等改定のお知らせと、異動があった方への登録情報更新のお願い
新年度にあたり重要なお知らせとお願いがあります。以下のウェブページをご確認ください。
https://fieldnet-aa.jp/news/fieldnet.html

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【2】イベント情報

◆第146回京都大学丸の内セミナー「アジアの沿岸に暮らすイルカたち」
日 時:2025年6月6日(金)18:00〜19:30
場 所:京都大学東京オフィス/オンライン
主 催:京都大学研究連携基盤
紹介文:アジア沿岸域のイルカは、漁業や開発により絶滅の危機に瀕しています。本講演では、イルカの行動や生態、地域ごとの課題と保全活動を紹介し、共存の方法について考えます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-kurcalecuture20250319.html

◆【令和7年度 厚生政策セミナー/開発協力セミナー】これからの移民政策をどう描くか ―分断の時代の新しいヴィジョンを求めて
日 時:2025年6月12日(木)13:30~18:00
場 所:JICA市ヶ谷ビル国際会議場/オンライン
主 催:JICA緒方貞子平和開発研究所、国立社会保障・人口問題研究所
紹介文:本セミナーは、複雑化する移民問題を多角的に捉え、日本と世界の未来を構想し、参加者一人ひとりが共に考え、新たな「共生」の形を模索する場となります。専門知識の有無を問わず、幅広い分野からのご参加をお待ちしています。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-jicaseminar20250523.html

◆JICA緒方研究所ナレッジフォーラム「人の移動」を人間の安全保障の視点でとらえなおす:全ての人にとっての「安心・安全」な移動回廊とは? 日本の役割とは?
日 時:2025年6月13日(金)14:00~16:00
場 所:オンライン
主 催:JICA緒方貞子平和開発研究所
紹介文:本フォーラムでは、JICAが取り組んでいる移住に関するプロジェクトおよび、国際移住機関(IOM)の移民調査研究も取り上げ、ディスカッションでは「安心・安全」な移動回廊について具体的に議論します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-jicaknowledgeforum20250523.html

◆ラテンアメリカ・レクチャーシリーズ13「中米の今―移民、人権、法の支配」
日 時:2025年6月16日(月)、23日(月)、30日(月)各回とも17:30~19:00
場 所:オンライン
主 催:上智大学イベロアメリカ研究所
紹介文:中米諸国(エルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラを中心に)にとって、「移民」とはどのような存在なのか、また移民政策に対応する国家による法の支配にはどのような問題があるかを学ぶ。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-iberolecture20250516.html

◆日本人とアラスカ先住民の接触史―江戸時代から現代へ
日 時:2025年6月21日(土)13:30~15:00
場 所:国立民族学博物館みんぱくインテリジェントホール(講堂)
主 催:国立民族学博物館
紹介文:日本人には遠い世界のように思えるアラスカ。しかし、日本人は歴史的にアラスカ社会に少なからぬ影響を与えてきました。戦前・戦中期のアラスカ先住民との接触に注目しながら、日本とアラスカの関係の変化を考えます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-nihonjintoalaska20250423.html

◆公開セミナー「未来を照らす農学150周年のあゆみ」
日 時:2025年6月21日(土)13:30~17:15
場 所:東京大学弥生講堂・一条ホール/オンライン
主 催:東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
紹介文:東京大学農学部の誕生から150年。変化する社会の中で、農学をめぐる「知」と「技」はどのように継承され、発展してきたのか。その歩みを植物栄養学、養蚕学、畜産、微生物研究の各分野から振り返ります。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-miraiwoterasunougaku20250516.html

◆公開シンポジウム 第2回「ケア・イノベーションの最前動向」
日 時:2025年6月22日(日)13:00~16:00
場 所:オンライン
主 催:日本学術会議健康・生活科学委員会・臨床医学委員会合同共生社会に向けたケアサイエンス分科会 他
紹介文:多分野の話題提供者・登壇者及び参加者の皆様との議論を通して、ケアの価値観を共有し、ケアをあたりまえのものとして共に生きる社会をつくり育てていくために講じるべき策について検討する。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-careinnovation20250528.html

◆連続セミナー(全6回)「反ジェンダー運動とは何か──揺らぐ多様性の時代に考える」
日 時:2025年6月〜10月最終木曜日19:00〜21:00、他 ※第1回は6月26日(木)19:00~21:00 
場 所:オンライン
主 催:アジア女性資料センター
紹介文:世界で台頭する「反ジェンダー運動」を批判的に検証し、フェミニズムやクィア運動が獲得し鍛え上げてきた「ジェンダー」概念の意義と、現実に生きる人々への影響や対抗策を再考する。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-ajwrcseminar20250521.html

◆北極域研究セミナー「トランプ・プーチン時代の北極域の行方」
日 時:2025年6月27日(金)15:00~17:00
場 所:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター/オンライン
主 催:北極域研究強化プロジェクト(ArCS-3)ガバナンス課題サブ課題「変化する北極域の地域社会の検討」、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター、北海道大学北極域研究センター
紹介文:世界情勢がめまぐるしく変化する現在、北極域の経済活動や石油・ガス開発、社会状況、そして北極域をめぐる政策や国際関係はどうなっているのか。四人の専門家がそれぞれの観点から語ります。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-hokkyokuiki20250516.html

◆公開シンポジウム「昆虫科学はおもしろい〜国際昆虫学会議を終えて未来の昆虫科学者たちへ〜」
日 時:2025年6月28日(土)13:00~17:00
場 所:オンライン
主 催:日本学術会議農学委員会応用昆虫学分科会
紹介文:「昆虫科学のおもしろさを伝える」「未来の昆虫科学者を育てる」という開催趣旨のもとで、参加者が昆虫科学の魅力を発見、あるいは再確認する機会となることを期待している。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-entomology20250530.html

◆東アジアの婚礼と食
日 時:2025年7月19日(土)13:30~15:00
場 所:国立民族学博物館みんぱくインテリジェントホール(講堂)
主 催:国立民族学博物館
紹介文:日本、中国、韓国などの事例にもとづいて、婚約から結婚までの過程における食べ物の流れと食べ物のとり方を比較することにより、人間が自然の恵みに与える象徴的意味を探り、文化の多様性と人間の心の共通の仕組みを考えます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-eastasia20250423.html

◆AA研言語研修2025(エントリー締切6/12)
日 時:2025年8月18日(月)から
場 所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(東京会場)、大阪大学箕面キャンパス(大阪会場)
主 催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
紹介文:AA研では、2025年8月から9月の間に言語研修(トクピシン、スワヒリ語マクンドゥチ方言、ノス・イ語)を実施します。各言語の実施会場また実施期間を含む詳細は関連URLに示すリンク先をご覧ください。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-ilcaagengo20250523.html

<特別展示・企画展>
◆気象業務150周年企画展「地球を測る」
会 期:2025年3月25日(火)~6月15日(日)
場 所:国立科学博物館日本館1階 企画展示室、中央ホール
主 催:国立科学博物館
紹介文:1875年に気象業務としての気象‧地震観測が始まりました。自然現象を観測する手法や歴史、蓄積されてきた観測データから地球環境の様子やその変化が明らかになり、防災にも大きく貢献していることを紹介します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-observingearth20250411.html

◆東京農工大学科学博物館企画展「女子蚕糸業教育―学理を学ぶ」
会 期:2024年11月17日(日)〜2025年6月28日(土)
場 所:東京農工大学科学博物館1F 企画展示室内
主 催:東京農工大学科学博物館
紹介文:本展示では女子蚕糸業教育での活用を想定して制作された教科書や、本博物館に残る教材類に焦点を当てます。本学最後の製糸教婦であった小此木エツ子氏のインタビュー動画を展示室内にて放映します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-joshisanshi20250122.html

◆資料展「中東の紛争を知るために―パレスチナ、イスラエル、レバノン、シリアの政治と社会―」
会 期:2025年5月1日(木)~6月27日(金)
場 所:ジェトロ・アジア経済研究所図書館
主 催:ジェトロ・アジア経済研究所図書館
紹介文:アジア経済研究所図書館では紛争と政治変動が続くパレスチナ、イスラエル、レバノン、シリアについて、国内でも有数のコレクションを活用し、政治や社会に関わる資料約200点を展示します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-siryoten20250521.html

◆特別展示 FORMOSA―異端の植物学者 早田文藏
会 期:2025年4月24日(木)〜9月5日(金)
場 所:東京大学総合研究博物館
主 催:東京大学総合研究博物館
紹介文:本特別展では、「台湾植物学の父」とも称せられる早田文藏が残した資料を提示しながら、早田の生涯と業績を紹介するとともに、早田の思想が現代の生物学に示唆する意義について考察します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-formosa20250411.html

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【3】公募等

◆Evidence-based Linguistics Workshop 2025(9/15,16開催)研究発表募集(締切7/6)
締 切:2025年7月6日(日)
紹介文:国立国語研究所プロジェクトEvidence-based Linguistics Workshop 2025での理論言語学・対照言語学・フィールド言語学・コーパス言語学・実験言語学の研究発表を募集します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-elw20250514.html

◆ロッテ財団2026年度「研究者育成助成〈ロッテ重光学術賞〉」「奨励研究助成【B】実装型共同研究助成」公募
締 切:2025年6月20日(金)、6月30日(月)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-2026lottegrant20240418.html

◆公益財団法人SOMPO環境財団 学術研究助成
締 切:2025年6月22日(日)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-sompo2025.html

◆公益財団法人JFE21世紀財団 2025年度アジア歴史研究助成募集
締 切:2025年6月23日(月)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-jfeasia20250418.html

◆公益財団法人日本証券奨学財団「研究調査助成事業」募集
締 切:2025年6月30日(月)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-jssf20250425.html

◆松下幸之助記念志財団 日本人留学助成 2025年度<松下幸之助国際スカラシップ>募集
締 切:2025年7月24日(木)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-matsushitascholarship20250516.html

◆2026年度りそなアジア・オセアニア財団(研究助成)
締 切:2025年7月31日(木)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-resona-ao2026.html

◆2026年度りそなアジア・オセアニア財団(環境助成)
締 切:2025年8月29日(金)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-resona-environ2026.html

◆駒澤大学文学部地理学科専任教員公募(2件)「気候学・気象学」・「交通地理学」
締 切:2025年7月3日(木)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-komazawa20250509.html

◆近畿大学産業理工学部経営ビジネス学科地域マネジメント分野准教授又は講師又は助教の公募
締 切:2025年6月12日(木)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-kindaihose20250430.html

◆東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 研究機関研究員の公募(文化/社会/生態人類学)
締 切:2025年7月30日(水) ※メールエントリー2025年7月18日(金)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-ilcaa20250523.html

◆京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア地域研究専攻准教授の公募
締 切:2025年8月20日(水)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-asafas20250521.html

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【4】出版等

◆Language Contact: An International Handbook, Volume 2
書誌情報:Jeroen Darquennes , Joseph C. Salmons and Wim Vandenbussche, De Gruyter Mouton, 2025年4月
紹介文:言語接触をテーマにした国際的ハンドブック。第3章にスワヒリ語とリンガラ語という、それぞれ東アフリカと中部アフリカを代表するリンガフランカにみられる接触現象に関する概説を含む。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-languagecontact250523.html

◆東ティモール:独立後の暮らしと社会の現場から
書誌情報:福武慎太郎(編)、彩流社、2025年2月
紹介文:21世紀初の独立国である若い国には、長い苦悩の歴史と、豊かな伝統文化と、なによりも人を惹きつける活気がある。鮮やかな色彩を纏う写真とともに、異なる分野のフィールドワーカーたちが東ティモールを語る一冊。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-timorleste250523.html

◆〈21世紀版〉身体批評大全
書誌情報:巽孝之・宇沢美子(編)、新曜社、2025年3月
紹介文:多彩な執筆者によって「形而下から形而上までをつなぎ、様々な矛盾を孕む身体(像)をとりあげ、実体としての・概念としての・言語としての・表現媒体としての「身体」の意味を掘り下げる」ことが試みられている。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-shintaihihyou250528.html

◇過去の情報はこちらから
 https://fieldnet-aa.jp/member-info/publications/

◇情報のご提供はこちらから
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【5】『FIELDPLUS』より

◆バックナンバー紹介
ひらがなって何文字あると思います?

第16号(2016年7月号)
フロンティア ひらがなを数えなおす--岡田一祐
http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus/16

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【6】編集後記

毎日の天気が気になる季節がやってきました。

フィールドネット・ラウンジ企画の公募が始まっています。これは次世代の研究者の方々にFieldnetを活用しつつ、ワークショップやシンポジウムを企画してもらおうというものです。開催にかかる経費の助成もあります。創造的な企画をお待ちしています。

「世界のフィールドから」に今月も新しい記事が加わりました。親方の懐の深さについつい涙腺が…。
https://fieldnet-aa.jp/fromfields/

これまでもお伝えしてきましたが、今年度より、Fieldnetの運営主体が東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所となりました。規約等の変更については「事務局より」をご確認ください。

「イベント情報」は、さまざまな分野から16件、「公募等」には、研究発表募集1件、研究助成7件、公募等4件の情報をいただいています。「出版等」には、言語・地域研究・身体論にまつわる3冊の本をご紹介いただきました。ぜひお手に取ってください。

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「『FIELDPLUS』より」では「ひらがな」に関するエッセイを紹介しました。先日、日本語を習いはじめたという人と話をしたとき、「あれ、ひらがなって何文字だっけ」と思ったからなのですが、この問いの向こうには、ずっとずっと奥深い世界が広がっていました。

アジサイが美しく咲き始めましたね。よい六月をお過ごしください。

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