過去のメールマガジン Newsletter

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
フィールドネット便り
No.17 2023/11/1

フィールドワーカーの知と知をつなぐ
Fieldnet からの情報をお届けします
Website:https://fieldnet-aa.jp/
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

目次
【1】イベント情報
【2】公募等
【3】出版等
【4】『FIELDPLUS』より
【5】編集後記

+++++++++++++++++++++++++++++++
【1】イベント情報

◆地球研オープンハウス2023―人と自然の超学際研究って、なんだ?
日 時:2023年11月3日(金・祝)12:00〜16:30
場 所:総合地球環境学研究所
主 催:総合地球環境学研究所
後 援:京都府、京都市
紹介文:年に1度の「地球研オープンハウス」では、地球研のプロジェクトを束ねるプログラムディレクターたちによる講演会のほか、普段は入れない研究所内部の体験ツアー、さまざまな展示対話や体験イベントに参加できます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-rihn2023openhouse20231019.html

◆公開シンポジウム「大型野生動物学と人類学のGPS・生体情報計測研究の最先端と今後の課題」丹波篠山市ニホンザルエクスカーション
日 時:2023年11月4日(土)13:00~17:00
場 所:ラッセホール(神戸市)、オンライン
主 催:科研費基盤(S)「社会性の起原と進化:人類学と霊長類学の協働に基づく人類進化理論の新開拓」
共 催:一般社団法人ニホンザル管理協会 他
紹介文:本シンポジウムでは、野生動物学および人類学の調査で用いられているGPSや生体計測研究成果を報告し合い、それぞれの学問の情報を共有しながら今後の活用方法や協働点について議論します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-gpszoology20231025.html

◆国際シンポジウム プレ企画「移動する子どもたちのことばの教育―ネパールから来た先生と話そう」
日 時:2023年11月5日(日)13:30~16:30
場 所:上智大学四谷キャンパス(対面、第1部講演・映画部分のみWebinar配信あり)
主 催:上智大学グローバル・コンサーン研究所(IGC)
紹介文:ネパール料理店のコックの出身地から来日する教員から、親の移動でネパールに残された子どもや日本から戻った子どもの教育について話を聞きます。家庭言語だけでなく学習言語としての母国語の習得について考えます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-languageeducation230927.html

◆人類学カフェ「身体の記述と「自然」の人類学へ―女性人類学者による女性の民族誌映像を通して」
日 時:2023年11月5日(日)14:00~17:00
場 所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
主 催:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所基幹研究人類学/TUFSフィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)
紹介文:民族誌映像「光と風と水と土」、「ハナコとカミサマ」の上映と、監督イリナ・グリゴレと川瀬慈によるトークを行います。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-bodynature231002.html

◆第14回極域科学シンポジウム
日 時:2023年11月14日(火)~11月17日(金)
場 所:国立極地研究所
主 催:大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所
紹介文:国立極地研究所は、極域科学研究の中核拠点として、南極・北極域における観測、極域科学の発展、共同研究の推進に取り組んでいます。その研究成果の発表と極域科学研究者の交流を目的にシンポジウムを開催します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-polarscience14-230927.html

◆特別公開『幻人紀行―ユウラシア蒐集録―』
会 期:2023年6月27日(火)~2023年11月19日(日)まで
場 所:JPタワー学術文化総合ミュージアム
主 催:東京大学総合研究博物館
紹介文:「インターメディアテク」開館十周年記念事業の一環として、特別公開『幻人紀行―ユウラシア蒐集録』が開催されています。江上波夫教授が指揮された初期の海外学術調査(1930-1950年代)による収集品をご覧になれます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-eurasia20230707.html

◆特別展「交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界」
会 期:2023年9月14日(木)~12月5日(火)
場 所:国立民族学博物館特別展示館
主 催:国立民族学博物館
共 催:(他特別協力、協力、後援多数)
紹介文:多彩なヒンドゥー教の神像を展示するとともに、神と人との交流の姿を紹介して、人びとが神がみにささげる愛や願いのかたちに迫ります。神像が生活の場で用いられる姿を紹介するなどの関連イベントも開催されます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-hindu20230908.html

--------------------------------------
【2】公募等

◆サントリー文化財団 「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」
締 切:2023年11月7日(火)
紹介文:人文学、社会科学の分野において、学問的な新しい地平を切り拓こうとする意欲ある若手研究者の支援を目的とし、斬新な発想で取り組む大きな展望を持つと同時に、学術的・社会的に広がりのある研究を対象とします。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-suntorywakate20231018.html

◆第45回(2024年度)「アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞」候補作品公募
締 切:2023年11月30日(木)
紹介文:発展途上国・地域に関する社会科学およびその関連分野における研究水準の向上に資することを目的に、優れた調査研究の業績を表彰しています。2024年度の候補作品を募集しますので、ご応募、ご推薦をお願いします。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-ideaward20231018.html

◆鳥取大学国際乾燥地研究教育機構・教員の募集(3件)
締 切:2023年12月31日(日)
紹介文:鳥取大学国際乾燥地研究教育機構の国際共同研究部門より公募(特命准教授:気象・水文・生態学1名、特命教授または特命准教授:水関係1名)とグローバル教育開発室(特命准教授1名)が出ています。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-tottoriipdre20231004.html

◆公益財団法人水産無脊椎動物研究所 2024年度個別および育成研究助成課題募集
締 切:2024年1月7日(日)
紹介文:水棲の無脊椎動物の研究を担う次世代の研究者への支援や、研究者を目指す学生の育成を目的とする2種の研究助成の募集が出ています。詳しくはサイトをご覧ください。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-rimi20231018.html

◆ライフサイエンス振興財団 国際交流(調査・研究)援助
締 切:出発の3ヶ月前まで(2023年4月~2024年3月分)
紹介文:ライフサイエンス(生命科学)に係わる国際交流(調査・研究、2023年4月~2024年3月分)援助の募集が出ています。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-lifescience20230118.html

--------------------------------------
【3】出版等

◆ギニア湾の悪魔―キリスト教系新宗教をめぐる情動と憑依の民族誌
書誌情報:村津蘭、世界思想社、2023年1月
紹介文:本書は、ベナン共和国をフィールドとしつつ、1980年代以降アフリカで急速に成長するペンテコステ・カリスマ系教会の潮流を視野に入れ、教会の興隆理由と霊的領域のダイナミクスを論じたマルチモーダル民族誌です。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-giniawannoakuma20231027.html

◆被災した楽園―2004年インド洋津波とプーケットの観光人類学
書誌情報:市野澤潤平、ナカニシヤ出版、2023年3月
紹介文:観光地を襲う災害にあっては、物理的な一次被害に加えて、観光客の激減という二次被害が深刻である――津波被災後のプーケットが直面した「風評災害」と、そこからの「復興」を描いた「観光×災害」の民族誌。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-hisaishitarakuen20231025.html

◇過去の情報はこちらから
 https://fieldnet-aa.jp/member-info/publications/

◇情報のご提供はこちらから
 https://fieldnet-aa.jp/contacts/member-request.html

--------------------------------------
【4】『FIELDPLUS』より

◆バックナンバー紹介
イスラエルとパレスチナをめぐる状況に心を痛める日々です。私たちはどれほど、イスラエルのこと、パレスチナのこと、その関係のことを知っているのでしょうか。「ことば」から入ってみると、そこに何が見えるのでしょうか。

第18号 連載企画 フィールドワークって何? 「たたかう」
「ことば」で「たたかう」 --細田和江
http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus/18

--------------------------------------
【5】編集後記

先日の夕方、落ち葉を踏んで秋を楽しもうと思って出かけたところ、二つの発見がありました。

一つは、わが家の近くに落ち葉がほとんど見当たらないことです。今年は暑かったからまだ落ちていないのか、都心の住宅街だから木が少ないのか、観察と考察が必要です。

もう一つは、近所の神社の境内にいたところ、通りがかりの人が次々と立ち寄って手を合わせる姿が見えたことです。以前からそうだったのか、最近の傾向なのか、時間帯によるのか、誰が来ているのか、さらなる観察と考察が必要です。

結局、落ち葉ではなく、身近なフィールドワークを楽しむことができました。

11月の最初の週末は、文化の日に始まる連休です。ここにイベントが集中していますので、ぜひいそいで【1】をご確認ください。

【3】の出版物は、西アフリカのベナンとタイ南部のリゾート地プーケットを舞台とした二つの民族誌です。宗教のこと、災害と観光のこと、どちらも最近の身近な話題として読んでいけそうです。

引き続き皆様からの情報提供をお待ちしています。

■各種情報のご提供はこちらから
 https://fieldnet-aa.jp/contacts/member-request.html

■新規メンバー登録はこちらからどうぞ
 https://fieldnet-aa.jp/contacts/member-regist.html

それでは、よい11月をお過ごしください。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++