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フィールドネット便り
No.30 2025/3/3
フィールドワーカーの知と知をつなぐ
Fieldnet からの情報をお届けします
Website:https://fieldnet-aa.jp/
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目次
【1】事務局より
【2】イベント情報
【3】公募等
【4】出版等
【5】『FIELDPLUS』より
【6】編集後記
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【1】事務局より
◆Fieldnetのウェブサイトに「世界のフィールドから」というページが加わりました。ここでは、フィールドワーカーが世界各地で感じたことを、写真とともに日記風につづっていきます。
https://fieldnet-aa.jp/fromfields/
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【2】イベント情報
◆みんぱく創設50周年記念国際シンポジウム「22世紀のミュージアム―未来のコミュニケーション空間を創造する」
日 時:2025年3月8日(土)13:30~17:00、3月9日(日)9:30~17:00
場 所:国立民族学博物館 みんぱくインテリジェントホール(講堂)/オンライン
主 催:国立民族学博物館
紹介文:近年研究が盛んになりつつある「デジタル・ヒューマニティーズ」、「デジタルヒューマニズム」、「デジタルヘリテージ」といったコンセプトを中心に議論を進め、未来の博物館の可能性を考えます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-22museum20250108.html
◆日本ロシア文学会 若手企画賞受賞ワークショップ「時の脱臼:スラヴ・ユーラシアの文学・芸術における錯時性(アナクロニズム)」
日 時:2025年3月8日(土)13:30~17:30
場 所:東京大学駒場キャンパス/オンライン
主 催:日本ロシア文学会
紹介文:ロシア・ソ連及びその周辺における文学と芸術作品を取り上げ、錯時性(アナクロニズム)の問題を検討します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-tokinodakkyuu20250219.html
◆生物多様性に関する流域連携のキックオフ・フォーラム
日 時:2025年3月9日(日)13:00~17:15
場 所:イオンモール京都桂川3階イオンホール/オンライン
主 催:きょうと生物多様性センター
紹介文:「森・里・街・川」のつながりの重要性を知り、各地における課題やその解決のための取り組みについて共有することで、京都のみらいを紡いでいくためのキックオフ・フォーラムを開催します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-seibutsutayousei20250226.html
◆公開シンポジウム「わたしたちの食をまもる植物保護科学の未来」
日 時:2025年3月11日(火)13:30〜17:05
場 所:東京大学安田講堂/オンライン
主 催:日本学術会議農学委員会植物保護科学分科会
共 催:日本農薬学会
紹介文:農作物に使用される化学物質の安全性評価について学びます。未来の植物保護科学の発展を担う人材、一般市民にも食料供給の要を担う化学農薬に理解を深めてもらうことを目指します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-shokuwomamoru0250129.html
◆【AORI・JAMSTEC共催】「海と地球のシンポジウム2024」
日 時:2025年3月12日(水)、13日(木)
場 所:東京大学弥生キャンパス 弥生講堂(ハイブリッド開催)
共 催:東京大学大気海洋研究所(AORI)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)
紹介文:研究船等を利用する多様な分野における最新成果が発表されます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-oceanearth20241002.html
◆公開講演会「人と野生動物の共存:せめぎ合いの歴史から考える」
日 時:2025年3月15日(土)13:00~15:30
場 所:札幌コンベンションセンター特別会議場
主 催:日本生態学会
紹介文:人と野生動物とのせめぎあいの歴史や科学コミュニケーションのあり方について話題提供し、どうすれば「共存」できるのかを探る前に、そもそも「共存」とはどのような状態なのかを考えるきっかけになればと思います。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-hitotoyaseidoubusu20250219.html
◆地域歴史文化大学フォーラム「複合災害期における資料保存・継承の展望」
日 時:2025年3月15日(土)13:30〜17:20
場 所:オンライン開催
主 催:人間文化研究機構ネットワーク型基幹研究プロジェクト「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」
紹介文:日本各地で地震や豪雨等多くの災害が起きる中、地域の文化財や資料をいかに保存し継承していくのかをさまざまな角度から検討します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-fukugousaigai20250226.html
◆公開シンポジウム「気候変動下の食料生産の確保に向けた研究最前線」
日 時:2025年3月16日(日)13:00~17:30
場 所:東京大学弥生講堂/オンライン
主 催:公益財団法人農学会、日本学術会議農学委員会育種学分科会、日本農学アカデミー
紹介文:作物栽培を対象として進められている気候変動への適応策を中心に研究最前線を紹介し「食の未来」を考える機会とします。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-kikouhendouka20250219.html
◆公開シンポジウム「人間にとって学習とは何か?」
日 時:2025年3月20日(木・祝)13:00〜16:30
場 所:東京大学理学部2号館講堂/オンライン
主 催:日本学術会議統合生物学委員会自然人類学分科会他
紹介文:人はなぜ学び続けるのでしょう? 本シンポジウムでは人類学の多様な視点からその本質を問い、私たちはなぜ、どのように「多くを学び続ける存在」になったのか、6人の専門家がそれぞれの視点で語ります。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-gakushu20250129.html
◆みんぱく公開講演会「不安の時代――若き人びとの心のゆくえ」
日 時:2025年3月21日(金)18:30~21:00
場 所:オーバルホール
主 催:主催:国立民族学博物館、毎日新聞社
紹介文:不安の時代を生きる若年層。グローバルな状況を敷衍しつつ、ローカルな人類の実践に目を向け、不安をめぐる多様な視点とアプローチを模索します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-fuannojidai2025026.html
◆展示「源氏物語の新世界―明け暮れ書き読みいとなみおはす」
会 期:2025年1月11日(土)〜3月16日(日)
場 所:たましん美術館
主 催:国文学研究資料館、たましん美術館
紹介文:本展示では、『源氏物語』がその強靭な生命力をもって歩んできた歴史を、写本や版本、絵入り本、画帖や絵巻、屏風や掛け軸などの貴重な資料とともにたどっていきます。ギャラリートーク等の関連イベントも開催します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-genjimonogatari20241218.html
◆PART OF THE ANIMAL 動物と人間のあいだ
会 期:2025年1月21日(火)〜4月20日(日)
場 所:生活工房ギャラリー(3F)
主 催:公益財団法人せたがや文化財団生活工房、その他
紹介文:絵や詩、音楽、演劇、踊りを通じた〈動物をえがく〉ことについて、人類学・芸術学・生物学・比較文学の研究者たちのフィールド調査や、アーティストたちの思索をたどり、「動物と人とのあいだ」の回路をひらく展覧会です。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-partoftheanimal20250129.html
◆みんぱく創設50周年記念特別展「民具のミカタ博覧会―見つけて、みつめて、知恵の素」
会 期:2025年3月20日(木・祝)〜6月3日(火)
場 所:国立民族学博物館 特別展示館
主 催:国立民族学博物館
紹介文:民具とは、日常の生活で必要なものとしてつくられ使用されてきた造形物で、本特別展では民具の射程を日本から海外にまで広げ、くらしのなかの美の造形としての民具を紹介します。関連イベントも開催されます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-mingunomikata20250226.html
◆東京農工大学科学博物館企画展「女子蚕糸業教育-学理を学ぶ-」
会 期:2024年11月17日(日)〜2025年6月28日(土)
場 所:東京農工大学科学博物館1F 企画展示室内
主 催:東京農工大学科学博物館
紹介文:本展示では女子蚕糸業教育での活用を想定して制作された教科書や、本博物館に残る教材類に焦点を当てます。本学最後の製糸教婦であった小此木エツ子氏のインタビュー動画を展示室内にて放映します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-joshisanshi20250122.html
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【3】公募等
◆福岡大学人文学部東アジア地域言語学科専任教員公募(中国文化論)
締 切:2025年5月16日(金)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-fukuoka20250226.html
◆中央大学総合政策学部専任教員公募(フランス地域研究)
締 切:2025年4月11日(金)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-chuo20250225.html
◆東北大学東北アジア研究センター教員公募(朝鮮半島研究)
締 切:2025年3月31日(火)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-cneastohoku20250129.html
◆国土地理協会2025年度学術研究助成(地理学および関連する分野の学術的調査・研究)
締 切:申請受付2025年4月1日(火)〜4月15日(火)
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-kokudo20250226.html
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【4】出版等
◆海を「視る」技術―インドネシア・バンガイ諸島サマ人の漁撈と環境認識
書誌情報:中野真備、京都大学学術出版会、2025年2月
紹介文:インドネシア東部、海上生活を営むサマの移動に密着。漁場の名、岩の名、岬の名……ひとつひとつ収集し、ナヴィゲーションに関わる言葉の体系を編み上げた。「漂海民」の環境認識、そしてかれらが視ている風景とは?
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-umiwomirugijutsu250219.html
◆孤独と神秘:アリー・シャリーアティーの「沙漠論」にみる現代イランのイスラム思想
書誌情報:村山木乃実、作品社、2024年1月
紹介文:イラン革命のイデオローグとして知られる知識人、アリー・シャリーアティー。実は彼は、孤独だった…? シャリーアティーの主要な文学作品群『沙漠論』を通じて、彼の孤独という概念と神秘思想を検討した一冊。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-kodkutoshinpi250219.html
◇過去の情報はこちらから
https://fieldnet-aa.jp/member-info/publications/
◇情報のご提供はこちらから
https://fieldnet-aa.jp/contacts/member-request.html
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【5】『FIELDPLUS』より
◆バックナンバー紹介
武力衝突の中でも、当事者は生きるための「当たり前の日常生活」に身を浸しているはず――。この気づきの先に著者が見たものは…?
第29号(2023年1月号)
現地の「ありきたり」をみつめる――民族誌調査と平和研究のつなげ方 --藤井真一
http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus/29
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【6】編集後記
あっという間に3月です。
「世界のフィールドから」には、今月も新しい記事が加わっています。ぜひリンクをご覧ください。
https://fieldnet-aa.jp/fromfields/
「イベント情報」は、さまざまな分野から15件、「公募等」には、研究助成・教員公募など、4件の情報をいただいています。「出版等」には、人類学と思想研究から2冊の本をご紹介いただきました。ぜひお手に取ってみてください。
今後も情報提供をお待ちしています。
■各種情報のご提供はこちらから
https://fieldnet-aa.jp/contacts/member-request.html
待ちに待ったフィールドワークへという方も少なくないでしょう。日常生活を離れてフィールドに入ると、そこに現地の人々の日常生活があります。それを知ることは時に、自分が頭の中で考えてきたことを覆す経験になるのかもしれません。今回ご紹介したFIELDPLUSの記事は、私たちにそんな期待を抱かせてくれます。
それでは春をめいっぱいお楽しみください。次は新学期のお届けとなります。
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