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フィールドネット便り
No.9 2023/2/1
フィールドワーカーの知と知をつなぐ
Fieldnet からの情報をお届けします
Website:https://fieldnet-aa.jp/
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目次
【1】イベント情報
【2】公募等
【3】出版等
【4】『FIELDPLUS』より
【5】編集後記
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【1】イベント情報
◆シンポジウム「近代日本の感染症と新型コロナ」
日 時:2023年2月18日(土)14:00~17:00
場 所:オンライン
主 催:東北大学東北アジア研究センター
紹介文:新型コロナの流行が長期化する中で、過去の経験は、感染症と共存する社会のあり方に何を示唆しているのか、どのような経験や教訓を後世に伝えていくべきか、歴史学や疫学の専門家らと共にこれらの問題を考えます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-kindainihon20230125.html
◆【子供から大人まで対象】バリ島の仮面で変身しよう!
日 時:2023年2月19日(日)<午前の部>10:00~12:15、<午後の部>14:30~16:45
場 所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
主 催:東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo)・マナラボ 環境と平和の学びデザイン ほか
紹介文:バリ島の仮面劇体験ワークショップです。この「地球たんけんたい」は、おままごと的ロールプレイを通じて異文化理解を目指すワークショップシリーズで、文化人類学者と俳優が協働して企画しています。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-balimask20230118.html
◆2022年度IG科研公開セミナー「鹿児島から『異文化』と『食』を考える」
日 時:2023年3月4日(土)13:20〜16:40
場 所:鹿児島大学郡元キャンパス 学習交流プラザ2階学習交流ホールおよびオンライン(Zoom)
主 催:科研費基盤研究(A) イスラーム・ジェンダー学と現代的課題に関する応用的・実践的研究
紹介文:地域社会にとっての課題は、豊かな文化の継承と発展です。今日そこには、「異文化」の理解と受け入れも含まれます。本セミナーでは、食を軸にムスリムを含め多様な人々との暮らしをいかに豊かにしうるかを考えます。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-kagoshima20230111.html
◆第7回国際北極研究シンポジウム開催のお知らせ
日 時:2023年3月6日(月)~10日(金)
場 所:国立極地研究所 (対面とオンライン配信のハイブリッド形式)
主 催:北極環境研究コンソーシアム、国立極地研究所
紹介文:急速に変化する北極圏の課題に対し、様々な分野の研究からどのような解決策を見いだし、持続可能な社会を構築していくかを議論します。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/event-isar7-20230125.html
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【2】公募等
◆公益財団法人三菱財団・研究助成の募集
締 切:2023年2月3日(金)
紹介文:公益財団法人三菱財団より、自然科学研究助成(一般助成、若手助成)の募集が出ています。詳しくはサイトをご覧ください。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-mitsubishi20221221.html
◆ライフサイエンス振興財団 国際交流(調査・研究)援助募集
締 切:出発の3ヶ月前まで(2023年3月~2024年4月分)
紹介文:公益財団法人ライフサイエンス振興財団より、ライフサイエンス(生命科学)に係わる国際交流(調査・研究)(2023年4月~2024年3月分)援助の募集が出ています。詳しくは財団サイトをご覧ください。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/call-lifescience20230118.html
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【3】出版等
◆狩猟採集社会の子育て論:クン・サンの子どもの社会化と養育行動
書誌情報:高田明(編著)、京都大学学術出版会、2022年8月
紹介文:「ヒト本来の子育て」がみられるとされる狩猟採集社会。だがその子育ては遺伝的差異というよりは、子供、養育者、環境が織りなすコミュニケーションから創造されていた。遊びと模倣が調和を生む多様な子育てに迫る。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-syuryosaisyuu20230118.html
◆Hunters among farmers: The !Xun of Ekoka
書誌情報:Akira Takada(編著), University of Namibia Press, 2022年5月
紹介文:多くのサンの集団とは対照的に、ナミビア北中部に暮らすクンは隣人であるオバンボや国家と協力的な関係を築いてきた。クンのライフヒストリーについての語りの分析を通じて、彼・彼女らのエスニシティの特徴に迫る。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-hunters20230118.html
◆アンデス文明ハンドブック
書誌情報:関雄二(監修)、山本睦・松本雄一(編著)、臨川書店、2022年3月
紹介文:本書では、20名の研究者により、神殿の出現からインカ帝国の崩壊、文化遺産をめぐる現代の問題にいたる多くのテーマが論じられる。ユニークな古代文化が織りなすアンデス文明に関する最新の成果が示されている。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-andean20230118.html
◆身体を彫る、世界を印す――イレズミ・タトゥーの人類学
書誌情報:山本芳美・桑原牧子・津村文彦(編著)、春風社、2022年6月
紹介文:日本、オセアニア、アジア、アフリカのイレズミ・タトゥーの文化人類学的研究です。身体と制度、施術行為と場所、文様などの考察が示すのは、人と人、人と社会の関係がいかに皮膚に文様を刻んで形成されたかです。
詳 細:https://fieldnet-aa.jp/member-info/book-shintai20230125.html
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【4】『FIELDPLUS』より
◆ 『フィールドプラス』29号が2023年1月20日に刊行されました。
巻頭特集「コロナ状況下のアジアで舞う・奏でる・演じる」ほか、フィールドにまつわる記事満載です。
詳 細:http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus
◆バックナンバー紹介
お正月はいかがでしたか。お餅はいっぱい食べましたか。ガーナのお餅「フフ」は、スープと一緒に食べるそうですが、そのスープの食材の歴史を辿ると意外なことが見えてきます。日本各地のお雑煮の食材についても考えてしまいそう。
第10号 巻頭特集 アフリカの食――人と植物が織り成す歴史と文化
溝辺泰雄「ガーナのお餅に歴史が映る――西アフリカ・ガーナの代表的料理「フフ」」
詳 細:http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus/10
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【5】編集後記
2023年が始まりました。今年もFieldnetをよろしくお願いします。
今回も魅力的なイベントが満載です。感染症の流行を近代日本の人々はどのように乗り越えてきたのか。新型コロナ・ウィルス感染症が日常のものになりつつある今、とても気になります。人類学者と俳優による「バリ島の仮面で変身!」では世界を旅した気分になれるはずです。基本的にイベントは事前予約が必要ですのでご注意ください。
出版等のコーナーでは、ユニークな本が集まりました。子育て論、エスニシティ、古代文明、イレズミ・タトゥー。こちらは本を読むことで世界旅行ができそうです。
いよいよ春休み。日頃のフィールドワークの成果に関するイベントや書籍の刊行について、ぜひご一報ください。
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