フィールドネット・ラウンジ Fieldnet Lounge
2023年12月 3日
多様な社会・環境系を可視化する:レジリエンスからロバスト性へ
日時 |
2023年12月3日(日) 13:30-18:00 |
場所 | ハイブリッド開催 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 3階マルチメディア会議室(304)およびオンライン会議室(Zoom) *対面会場へのアクセス:http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/about/access |
参加方法 | ※要事前登録 参加登録はこちらから。 (締め切り:2023年12月1日(金)正午) ※参加無料 |
使用言語 | 英語 |
共催 | 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)、二国間交流事業オープンパートナーシップ共同研究「イラク北部における多元社会の構築を目指す実現可能な水と農のポートフォリオの設計」 、科学研究費・若手研究「現代中東における難民主導型組織の展開とレジリエンスをめぐる実証的研究」 、科学研究費・国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))「肥沃な三日月地帯の脆弱性を克服する雨水ハーベスティング」 |
要旨集(PDF) 報告書(PDF) |
要旨
本シンポジウムは、農業・農村の問題の科学的解決を目指す研究と、これらを取り巻く社会動態の解明を目指す研究を融合的に取り扱いながら、肥沃な三日月地帯とその周辺域に迫るものである。両分野において得られる時系列データについて、モデル化や解析などの数学的手法と、フィールドワークを含む社会科学的手法を提示し合いながら、地域の多様で複雑な社会・環境システム(socio-environmental system)について意見交換を行うことを目的とする。個別の科学的事象の解明とともに、社会政治的背景のより正確な理解とを同時に行うことで、有用な提言が可能となると考える。本シンポジウムが新たに提示するのは、同地域の脆弱性に取り組むための知見や方法を共有し、脆弱性の限界を克服するための、ロバスト性という概念である。ロバスト性とは、社会や環境における不安定な平衡点やレジーム・シフトを許容しながら、摂動を巧みに制御することでリスク回避へと導く。多様な集団を抱える肥沃な三日月地帯においてはロバスト性の実現こそが、目指すべき目標となるのではないだろうか。シンポジウムの参加者は、肥沃な三日月地帯の多様な社会・環境に関する複雑なシステムを可視化するための異なる方法論、統計分析、化学分析、数学モデリングなどを検討していく。
プログラム
(JST = GMT +09:00 = Jordan/Iraq Time +06:00)
Visualizing Diverse Socio-Environmental Systems: Toward Robustness beyond Resilience
Opening
13:30 – 13:35 | Greetings from Fieldnet |
13:35 – 13:40 | Opening Remarks |
Session I: Visualization of Flows in Society and Environment
Chair: Doha Zeadeh (Faculty of Agriculture, Jordan University of Science and Technology)
Co-chair: Tomoki Izumi (Graduate School of Agriculture, Ehime University)
13:40 – 14:00 | Presentation 1 |
14:00 – 14:20 | Presentation 2 |
14:20 – 14:40 | Presentation 3 |
14:40 – 14:55 | Q and A |
14:55 – 15:10 | Break |
Session II: Visualization of Robustness in Socio-Environmental Systems
Chair: Mahnaz Lashkri (Strategic Projects & Partnership Manager, University of Kurdistan Hewlêr, Iraq)
Co-chair: Koichi Unami (Graduate School of Agriculture, Kyoto University)
15:10 – 15:30 | Presentation 4 |
15:30 – 15:50 | Presentation 5 |
15:50 – 16:10 | Presentation 6 |
16:10 – 16:25 | Q and A |
16:25 – 16:40 | Break |
General Comments and Discussions
16:40 – 16:55 | Comment I |
16:55 – 17:10 | Comment II |
17:10 – 17:50 | General Discussions |
Closing
17:50 – 18:00 | Closing Remarks |
問い合わせ先
佐藤麻理絵(企画責任者)sato.marie.gu[at]u.tsukuba.ac.jp * [at]を@に変更してご送信ください。