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フィールドワーク関連のお知らせ
Announcements
SAGAシンポジウム「ソーシャル・ディスタンス/メディアの時代の人と動物」
形式 | シンポジウム |
紹介文 | コロナ禍のため延期されていた第23回SAGAシンポジウムを以下のように開催いたします。オンライン開催となりますが、ホストの宮崎市フェニックス自然動物園からの中継も行います。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。 |
開催日 |
2021年12月5日(日)10:00-17:00 |
場所 |
Zoomウェビナー、YoutubeでのLive配信 |
主催・共催・その他 |
主催: SAGA |
プログラム |
第一部 ヒトと動物のソーシャルディスタンス10:05-10:10 10:10-10:40 10:40-11:00 11:00-11:30 11:30-12:00 第二部 ソーシャルメディア時代の人と動物13:00‐13:05 13:05‐13:30 13:30‐14:00 14:00-14:30 14:30‐15:00 15:00‐15:30 第三部:ソーシャルディスタンス/メディア時代の人と動物15:45-16:55 16:55-17:00 |
概要・趣旨 |
第一部 ヒトと動物のソーシャルディスタンス COVID-19の世界的流行にともない、ヒトとヒトとのソーシャルディスタンス(社会的距離:social distancing)が意識されるようになりました。マスクをつけ、こまめに消毒し、適切な距離をとり、室内では積極的に換気をする。COVID-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2は、ヒト以外の哺乳類にも感染します。パンデミック初期に注目されたのは、コンパニオンアニマルであるネコやイヌへの感染です。続いて、動物園で飼育されている大型のネコ科動物にも感染することが確認されました。 ヒトと進化的に最も近縁である大型類人猿も例外ではなく、2021年1月には、サンディエゴ動物園で無症状の飼育員からゴリラに感染しました。飼育の現場でヒトと大型類人猿が濃厚に接触し、さらに飛沫やエアロゾルを介した感染のおそれがある形で不特定多数の来園者が訪れる動物園において、これからの大型類人猿の飼育の在り方を考える必要があります。宮崎市フェニックス自然動物園の新施設「チンパンジーの森」を中継しながらそのコンセプトを伺います。 一方、人付けによる直接観察をベースとした野生の大型類人猿の調査地では、過去にヒト由来と思われる呼吸器系疾患が流行したという事例がありました。そのため現在では、どこの調査地でも、研究者や観光客はマスクをし、大型類人猿から最低でも7m以上の距離をとるというルールを定めています。まさに「ヒトと動物のソーシャルディスタンス」の前身です。人獣共通感染症について研究し、ガボンで新しく人付けされた野生ニシゴリラ個体群を生理学指標でモニタリングした鹿児島大学の藤田志歩さんから、お話を伺います。 参加者皆さんからの質問も受けて、コロナ時代における大型類人猿との「ソーシャルディスタンス」の今後について考えます。 第二部 ソーシャルメディア時代の人と動物 コロナ禍で一気に、個人や組織によるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の使用が活発になりました。誰もが気軽に写真や動画、情報を投稿・シェアし、それを見た人から即座の反応をもらうことができます。近年、SNSは活用の仕方により、様々な形で人と動物との関係を変化させうるということが分かってきました。 動物園や保全・研究活動にとってもSNSを用いた発信の重要性は増してきています。それは一般の方々に、普段目にできないような動物の姿も見せることができ、動物への興味や理解をもたらすという素晴らしい側面がある一方、気を付けないと動物のある一面だけを切り取るような発信になってしまうかもしれません。また、SNSは全世界に向けての発信であり、場合によっては拡散されて思いもよらない効果をもたらす可能性があるという意味で、対面とは異なる配慮が必要となります。 ソーシャルメディア時代の今、動物についての発信をどのように行っていくか、一緒に考えてみませんか? |
申し込み方法 締め切り |
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参加費 |
なし |
言語 |
日本語 |
連絡先 |
アジア・アフリカに生きる大型類人猿を支援する集い |
URL | |
その他 |
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