第7回公開シンポジウム「トランスカルチャー状況下における顔・身体学の構築」

形式 シンポジウム
紹介文 本シンポジウムでは、文化をめぐるグローバル/ローカルな次元が複雑に絡み合うトランスカルチャー状況下における顔と身体表現)に注目して、学際的に比較検討し、新たな視座を構築していくことを目指します。
開催日 2023年1月21日(土)14:00 - 18:00
場所

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 303大会議室
会場アクセス:http://www.tufs.ac.jp/abouttufs/contactus/access.html

※COVID-19の状況により、感染拡大の状況によりオンライン開催に変更の可能性もありますことを予めご了承ください。

共催

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 基幹研究人類学「社会性の人類学的探究:トランスカルチャー状況と寛容/不寛容の機序」

企画

科学研究費補助金事業「新学術領域研究(研究領域提案型)」「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築-多文化をつなぐ顔と身体表現」

趣旨

現在、インターネットなど電子メディアの発達によって、文化や情報の地域や国境を越えた流動や混淆(いわゆるトランスカルチャー的状況)が顕著となっています。
この状況下において、一方では世界規模での価値観の標準化や画一化の圧力が高まると同時に、他方では、(その反動として)むしろ個別のローカルなアイデンティティや文化的差異がむしろ強調されるといった逆説的なプロセスも認められます。
その結果として、顔や身体に関する解釈や価値づけ、美意識等に関するグローバルな規模での標準化・画一化の圧力に晒されていると同時に、にもかかわらず(だからこそ?)、他方ではローカルな文化や個別の文脈ごとの顔や身体に関する独自の価値づけや解釈なども逆に重要性を増しつつあるようにも見えます。

本シンポジウムでは、文化をめぐるグローバル/ローカルな次元が複雑に絡み合うトランスカルチャー状況下における顔と身体表現)に注目して、学際的に比較検討し、新たな視座を構築していくことを目指します。
通算第7回となる今回は、前回に続いて身体(身体をめぐる違和と共有、リアルな身体と想像上の身体、変容する身体等々)をめぐる実践をキーワードとして、心理学、認知科学、哲学、文化人類学などの多様な視点から検討していく予定です。

プログラム

14:00-14:05
床呂 郁哉(東京外国語大学) 趣旨説明

14:05-14:15
山口 真美(中央大学)ご挨拶

14:15-14:45
向井 香瑛(早稲田大学)
「身体同期からみる対人コミュニケーション」

14:45-15:15
田島 知之(大阪大学)
「野生の仮面-社会的相互作用によって変化するオランウータンの顔」

15:15-15:30
(休憩)

15:30-16:00 
戚 智轩(立教大学)
”The bodies constructed in a virtual world ― from a phenomenological perspective”

16:00-16:30
日向 悠太(立教大学)
「身体教育における暴力性:現象学的アプローチ」

16:30-17:00
西井 凉子(東京外国語大学)
「死者のリアリティー身体・マテリアリティ・記憶」

17:00-17:15
(休憩)

17:15-17:25
コメント1:金沢 創(日本女子大学)

17:25-17:35
コメント2:佐藤 知久(京都市立芸術大学)

17:35-18:00
総合討議

使用言語

日本語

申し込み方法
締め切り

参加無料・要申込
事前登録フォームから登録をお願いします

※会場参加上限77名に達し次第締め切りとさせていただきますので、参加希望の方はお早目にご登録ください。

連絡先

本シンポジウム事務局
kao2020aa[at]gmail.com ([at]を@に変えてお送りください)

URL

トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築(第7回)
https://anthropology.aa-ken.jp//activity/event/kao7th.html