人類学×アートから考える『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)刊行記念トークイベント

紹介

アートと人類学の交わるところで研究、制作、展示を行ってきた執筆者たちの実践をもとに、新たな知の領域を考える。

形式 トークイベント
開催日

2023年7月13日(木)19:30〜21:30(19:00オンライン開場)

場所 本屋B&B (東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F)
オンライン配信(見逃し視聴1か月有り)
主催 本屋B&B
協力 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 基幹研究人類学「社会性の人類学的探究:トランスカルチャー状況と寛容/不寛容の機序」
プログラム・概要/趣旨

藤田瑞穂×川瀬慈×西尾美也×村津蘭
「人類学×アートから考える」
『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』(亜紀書房)刊行記念

***************************************************************

人間が抱くイメージをさまざまに表現してきたアート。

文化や技術、宗教とそれらに結びついたイメージの多様性を探究してきた人類学。

それらが切り結ぶ場所で、まだ見ぬイメージの可能性を考える11人の、研究、制作、展示をめぐる実践と思考をまとめた、『人類学×アートから考える」『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』が亜紀書房から刊行されました。

アートと人類学、ふたつの交わるところで研究、制作、展示を行ってきた執筆者たちの実践をもとに、新たな知の領域を考える一冊です。

この刊行を記念してトークイベントを開催します。

出演は、この本の編著者、藤田瑞穂さん、川瀬慈さん、村津蘭さんの3名に加え、執筆者の一人で、装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開する、美術家の西尾美也さんです。

人類学×アートの現在の潮流や、トークゲストそれぞれの実践を、映像・写真資料を豊富に紹介しながらお届けします。

各々の紹介にとどまらない、人類学×アートの実践者たちの視点が交差し像を結ぶ、対話の醍醐味をお楽しみください。

***************************************************************

【出演者プロフィール】

藤田瑞穂(ふじた・みずほ)
一九七八年兵庫県生まれ。京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAチーフキュレーター/プログラムディレクター。大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻比較文学専門分野博士後期課程修了。同時代を生きる作家と並走して、領域を横断する展覧会やプロジェクトの企画・運営から書籍出版まで多数手がける。近年の主な展覧会企画に、グスタフソン&ハーポヤ「Becoming――地球に生きるための提案」(二〇二一)、ジョーン・ジョナス京都賞受賞記念展覧会「Five Rooms For Kyoto: 1972?2019」(二〇一九―二〇)、ジェン・ボー「Dao is in Weeds(道在稗/道(タオ)は雑草に在り)」(二〇一九)など。

川瀬慈(かわせ・いつし)
一九七七年岐阜県生まれ。国立民族学博物館・総合研究大学院大学准教授。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。専門は映像人類学、アフリカ地域研究。エチオピア北部において活動する楽師、吟遊詩人の人類学研究、及び民族誌映画制作を行う。近年は詩、小説、パフォーマンス等、既存の学問の枠組みにとらわれない創作活動を行う。主な著書に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、二〇一八年、第六回鉄犬ヘテロトピア文学賞)、『エチオピア高原の吟遊詩人うたに生きる者たち』(音楽之友社、二〇二〇年、第四十三回サントリー学芸賞、第十一回梅棹忠夫 山と探検文学賞)、詩集『叡智の鳥』(Tombac/インスクリプト、二〇二一年)などがある。

村津蘭(むらつ・らん)
一九八三年大阪府生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。文化人類学、マルチモーダル・映像人類学、アフリカ地域研究。主な民族誌的な映像作品として「トホス 」(二〇一八年東京ドキュメンタリー映画祭奨励賞受賞等)、テクストのフィクション作品として「太陽を喰う・夜を喰う」『あふりこ――フィクションの重奏/偏在するアフリカ』(新曜社、四十二―一七七頁、二〇一九年) 、インスタレーションとして「モノ/人/物神」『im/pulse: 脈動する映像』(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、二〇一八年。ふくだぺろ・矢野原佑史との共作)などがある。主要論文に著書に『ギニア湾の悪魔―キリスト教系新宗教をめぐる情動と憑依の民族誌』(世界思想社、二〇二三年)、論文に「悪魔が耳を傾ける―ベナン南部のペンテコステ・カリスマ系教会の憑依における想像と情動」『文化人類学』八六―四号(二〇二二年・日本文化人類学会奨励賞受賞)など。

西尾美也(にしお・よしなり)
一九八二年奈良県生まれ。美術家、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。専門は現代美術、アートプロジェクト。文化庁新進芸術家海外研修員(ケニア共和国ナイロビ)、奈良県立大学地域創造学部准教授などを経て現職。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開。ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。近年のグループ展に「Study:大阪関西国際芸術祭 2022」「MIND TRAIL 2021」「東京ビエンナーレ2020/2021」など。共著に『ケアとアートの教室』(二〇二二年、左右社)、『アーバンカルチャーズ』(二〇一九年、晃洋書房)などがある。

言語 日本語
参加費 【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)
【配信参加】1,650円(税込)
【書籍つき配信参加】1,650円+書籍『拡張するイメージ 人類学とアートの境界なき探究』2,970円(いずれも税込)※イベント後発送
申し込み方法・締め切り 事前申し込みが必要な有料イベントとなります。詳細は以下をご覧ください。
関連URL

・本屋B&Bホームページ https://bookandbeer.com/event/bb230713a_anthropologyart/
・Peatixチケット販売ページ https://bb230713a.peatix.com/view

連絡先

event (at) bookandbeer.com ※(at)を@に変換して送信してください