第2回 人・モノ・自然シンポジウム

紹介 幅広い時間軸と空間軸をまたいだ研究成果を持ち寄り、「モノ」に関する人文学的・自然科学的アプローチをもとに、人類と自然環境の相互作用に関する研究の方向性について様々な分野の参加者と一緒に議論します。
形式 シンポジウム
開催日 2023年12月21日(木)13:00 - 17:00
場所

総合地球環境学研究所 講演室/オンライン

概要・趣旨

人・モノ・自然プロジェクトは、元素の濃度や同位体比の測定によって、自然の中で生活してきた人類による資源の利用形態の変容について明らかにすることを目的とした人文学と自然科学の文理融合型の研究プロジェクトです。

第2回を迎える本シンポジウムでは、幅広い時間軸と空間軸をまたいだ研究成果を持ち寄っていただき、「モノ」に関する人文学的・自然科学的アプローチをもとに、どのような学際的な考察を行えるかについて紹介いただきます。

これらをもとに、人類と自然環境の相互作用に関する研究の方向性について、様々な分野の参加者の皆さまと一緒に議論したいと思います。

プログラム

13:00-13:05
山極壽一(総合地球環境学研究所)「所長あいさつ」

13:05-13:15
陀安一郎(総合地球環境学研究所)
「人・モノ・自然プロジェクトの説明とシンポジウム意図」

13:15-13:40
入口敦志(国文学研究資料館)・神松幸弘(立命館大学)
「モノとしての古典籍の可能性」

13:40-14:05
丸山敦(龍谷大学)・神松幸弘(立命館大学)
「古書籍に漉き込まれた毛髪の安定同位体比と微量元素量から推定する近世・近代の食環境」

14:05-14:30
田村朋美(奈良文化財研究所)
「日本で出土する古代ガラスの産地-元素分析および同位体比分析によるアプローチ-」 

14:30-14:50
渡辺千香子(大阪学院大学)・辻彰洋(国立科学博物館)・安間了(徳島大学)・申キチョル(総合地球環境学研究所)
「メソポタミアの粘土板:テキストと胎土(泥)が語ること」

14:50-15:15
安間了(徳島大学)・申キチョル(総合地球環境学研究所)・横尾頼子(同志社大学)・渡辺千香子(大阪学院大学)・辻彰洋(国立科学博物館)
「メソポタミア氾濫原堆積物と粘土板胎土の元素・同位体比分析」 

休憩

15:30-15:55
箱崎真隆(国立歴史民俗博物館)
「誤差0年の時間軸–日本がリードする新しい年輪年代法の現在地–」

16:00-17:00
総合討論

参加費

無料

申し込み方法
締め切り

要申込
参加される個人単位で google formから登録を行なってください。

申込締切
現地参加(総合地球環境学研究所):2023年11月30日(木)
オンライン参加(Zoom):2023年12月15日(金)

主催

人間文化研究機構 機関研究プロジェクト「人新世に至る、モノを通した自然と人間の相互作用に関する研究」

共催

総合地球環境学研究所

連絡先

人・モノ・自然プロジェクト
ORNHIA_office[at]chikyu.ac.jp ([at]を@に変えてお送りください)

URL

第2回 人・モノ・自然シンポジウム
https://www.chikyu.ac.jp/rihn/events/detail/136/