オンラインワークショップ「共生の困難さから考えるvol.1―社会的障壁の〈実在性〉」

紹介文 私たちの日常に確かに存在しながら、非当事者からは見えにくく、しばしば「存在しない」ものとされてしまう社会的障壁。学術的視点と各々の経験の両方からその実在性を捉え直す。
開催日

2025年9月23日(火)14:00~17:30

場所

 オンライン(ZOOM)

趣旨

私たちの日常生活や学校、職場などの場には、人の参加やコミュニケーションを妨げるさまざまな「社会的障壁」が存在しています。
こうした障壁は、当事者にとっては明確に実感される一方で、非当事者にとっては見えにくく、しばしば「存在しないもの」として扱われてしまいます。
本ワークショップでは、聴覚や視覚、身体性や能力などにかかわる多様な障壁に焦点を当て、その実在性を、文化人類学・批判的障害学・社会学・現代思想といった学術的視点、そして登壇者や参加者の皆さんの経験を通じて捉え直していきます。

理想的な状況を語るのではなく、むしろ「困難さ」に向き合うことから、共生のための条件を考える連続企画の第一弾です。
ぜひご参加ください。

プログラム
【第一部   報告+質疑応答】

松尾 香奈(京都大学大学院)   
「善良」な聴者との共闘(不)可能性を考える:ろう者に投げられる言葉への批判的談話研究をとおして

辰己 一輝 (大阪大学大学院)   
段差は実在する: 障害学におけるアクセスへの問い

中谷 碩岐(大阪大学大学院)   
反能力主義的学問論:アカデミアにおける「能力主義」という障壁とその対抗戦略

コメント 梶原 はづき(立教大学)

【第二部   全体での話し合い】 

司会 桂 悠介(立命館大学)       

<情報保障>
手話通訳:日本手話⇄音声日本語
文字通訳:書記日本語(連携入力)

申し込み方法
締め切り

参加申し込み https://forms.gle/q3bD39vuupprdgRp9
申込期限:9月22日(月)正午
※参加にあたって合理的配慮・調整が必要な場合は申し込みフォームよりご相談ください

参加費

無料

主催

JSPS科研費「共生社会研究における批判的実在論の可能性:理論的・対話的探究を通して」(代表:桂悠介)

URL

 https://x.com/notremames/status/1949985226467471595