特別展示 骨が語る人の「生と死」日本列島一万年の記録より

紹介 本展では、遺跡から発掘される骨からわかる、祖先たちの知られざる素顔を探ります。列島内でも実に多様であった人々の生き方や考え方に触れ、ヒューマン・ダイバーシティの本質を考える機会となれば幸いです。
形式 展示
会期 2023年9月30日(土)から2024年5月16日(木)まで
※休館日:土曜・日曜・祝日、ほか(詳しくは開館カレンダーのページをご覧ください。)
※開館時間:10:00より17:00まで(入館は16:30まで)
会場

東京大学総合研究博物館 本館企画展示室
(東京大学本郷キャンパス内)東京都文京区本郷7-3-1

入館料

無料

概要・趣旨

本展では、遺跡から発掘される骨からわかる、祖先たちの知られざる素顔を探ります。初公開資料も多く、展示空間にも工夫を凝らしました。来館者の皆様にとって、この新たな「出会い」が、列島内でも実に多様であった人々の生き方や考え方に触れ、ヒューマン・ダイバーシティの本質を考える機会となれば幸いです。

<展示構成>

【第一部】骨が語る「生」

◆日本史上最高のマッチョマン ◆筋骨たくましい縄文人の中でもとりわけ頑丈な集団がいた ◆骨があらわす縄文の生活 ◆大けがを負って ◆彫りの深い顔立ちの縄文人は歯並びが整っていた ◆奇抜なデザイナーたちには不思議な習慣があった ◆戦争の証拠がなく平和にみえる縄文時代に暴力行為はどれほどあったのだろうか? ◆激動する社会のはざまで ①渡来系集団の到来(弥生時代) ◆激動する社会のはざまで ②変わる顔つき(古墳・飛鳥・奈良時代) ◆長頭で反っ歯だが歯並びの乱れは少ない鎌倉時代人 ◆豊かさに伴った長寿化と小顔化と歯並びの悪化と低身長(江戸時代)

【第二部】骨が語る「死」

◆盤状集骨葬(縄文時代)◆廃屋墓(縄文時代)◆多人数集骨葬・犬の埋葬(縄文時代)◆横穴墓(古墳・飛鳥・奈良時代)◆なぜ人骨がないのか(奈良・平安時代)◆共同墓地の出現と合戦の犠牲者(鎌倉時代)◆誰もが墓地に葬られる時代の到来(江戸時代)

【第三部】病との闘い

がん / 結核 / 梅毒

主催・その他

主催:東京大学総合研究博物館
企画/構成:海部陽介(東京大学総合研究博物館・教授)
フロアデザイン:洪恒夫(東京大学総合研究博物館・特任教授)
グラフィックデザイン:関岡裕之(東京大学総合研究博物館・特任准教授)
動画製作:松本文夫(東京大学総合研究博物館・特任教授)

URL 東京大学総合研究博物館
特別展示 骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2023life_and_death.html