公開シンポジウム「ライフヒストリー:サルとヒトの誕生・成長・死」

紹介 本シンポジウムでは、ライフヒストリーについて、霊長類、先史人類、現生人類それぞれの特徴と共通点を洗い出し、それにより、ライフヒストリーを進化史的に考察し、さらには社会性の考察を深めることを目的とします。
開催日

2022年10月30日(日)13:00〜18:00

場所

オンライン

プログラム
・概要
概要

科研費プロジェクト「社会性の起原と進化:人類学と霊長類学の協働に基づく人類進化理論の新開拓」では、このたび考古学がご専門の山田康弘さんをゲストにお招きして「ライフヒストリー」をテーマにしたシンポジウムを企画しました。山田康弘さんは主に縄文時代・弥生時代を対象に研究をなさっています。特に墓地における考古遺物や人骨の分析を行い、そこから当時の社会構造や人々の生活やライフヒストリーを復元し、さらに精神文化の考察をなさっています。本シンポジウムでは、霊長類学、生態人類学、文化人類学、そして考古学の視点から、ライフヒストリーを考え、比較検討を行います。具体的な討論テーマとして、1.ライフヒストリー、2.成長育児、3.死生観の三つを設定しました。ライフヒストリーとライフイベントについて、霊長類、先史人類、現生人類それぞれの特徴や共通点を洗い出し、それによって、ライフヒストリーとライフイベントを進化史的に考察し、さらには社会性の考察を深めることを目的とします。

プログラム

司会:五十嵐由里子

13:00-13:05    河合香吏:挨拶
13:05-13:20    五十嵐由里子:趣旨説明
13:20-13:40    デイビッド・スプレイグ:霊長類のライフヒストリー
13:40-14:00    山田康弘:縄文人のライフヒストリー
14:00-14:20    松本卓也:チンパンジーの離乳とヒトのチャイルド期について:生活史の種間比較はどのように可能か?
14:20-14:40    山内太郎:狩猟採集民の子どもはどのようにして大人になるのか:育児協働と子どもの狩猟採集活動

15:00-15:20    西江仁徳:チンパンジーは<死ぬ>のか:チンパンジー死生学再考
15:20-15:40    山田康弘:縄文人の死生観
15:40-15:55    内堀基光:コメント1・死者の誕生について(現生人類と現代人)
15:55-16:10    五十嵐由里子:コメント2・先史人類の出産育児
16:10-16:25    西井凉子:コメント3・現代タイにおける死生観

16:45-18:00    総合討論:司会・五十嵐由里子

参加登録
・参加費

参加登録:こちらよりご登録ください締切:2022年10月29日)  
参加費:無料

言語

日本語

主催

科学研究費補助金基盤研究 (S)「社会性の起原と進化:人類学と霊長類学の協働に基づく人類進化理論の新開拓」河合香吏(課題番号:19H05591)

連絡先

科学研究費補助金基盤(S)「社会性の起原と進化」事務局
sociality.oe[at]gmail.com  ([at]を@に書き換えてください)

関連URL

社会性の起原と進化・公開シンポジウム
「ライフヒストリー:サルとヒトの誕生・成長・死」ページ
https://sociality.aa-ken.jp/announcement/公開シンポジウムライフヒストリー/