PART OF THE ANIMAL 動物と人間のあいだ

形式 企画展示
紹介文 絵や詩や音楽や、演劇、踊りを通じた〈動物をえがく〉ことについて、人類学・芸術学・生物学・比較文学の研究者たちのフィールド調査や、アーティストたちの思索をたどり「動物と人とのあいだ」の回路をひらく展覧会
会期

2025年1月21日(火)〜4月20日(日)

場所

生活工房ギャラリー(3F)

主催・共催・その他

主催:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
企画制作:山口未花子、石倉敏明、丹羽朋子
協力:ArtSticker、大平農園、北秋田市くまくま園、行山流舞川鹿子躍、福島県立相馬高校放送局、峰岸有紀、渡辺宏(株式会社ビーハイブジャパン)
後援:世田谷区、世田谷区教育委員会
一部、JSPS科研費19K13479・23H03899C03・24H02199・24H0219814・23K20129助成

プログラム/概要/趣旨

太古の昔から人間は、動物をえがく/動物とえがく/動物でえがく、といった表現を続けてきました。本企画は、絵に描くだけはでない、詩や音楽や、演劇、踊りをも包括した〈動物をえがく〉ことについて、人類学・芸術学・生物学・比較文学の研究者たちが世界をフィールドにおこなった調査や、アーティストたちの思索をたどりながら「動物と人とのあいだ」の回路をひらく展覧会です。

私たちはなぜこんなにも動物に惹かれ、憧れるのでしょうか。本物に遭ったら怖いけれど、クマのぬいぐるみは大切な友だち。半人半獣のモンスターゲームに自分を重ね、ミツバチの羽音から音楽を生み、遠洋のクジラの一生を想う……。動物は人間の情動やイマジネーションの源泉であり、動物と人間のあいだには数多の神話や寓話が生まれ、その物語の続きに私たちは暮らしています。かたや多くの人々は、狩猟採集の生活から離れ、人間が中心/頂点であると考え、自らの生きる環境をも壊す事態を引き起こしています。
 今こそ人間は「動物の一部(一員)である私たち」という感覚を取り戻し、他の動物たちと交歓する必要があるのではないか—。本展では、その問いのもとに、アーティストたちが制作した絵画やインスタレーション作品、研究者たちが調査地で採集した資料、映像などを展示し、そのまじわりの様相や可能性を体感していただきます。また会期中にトークイベントやワークショップも開催し、動物と人とのあいだに起こる身体的・精神的変化も考察します。 (トークイベントやワークショップについてはウェブサイトを参照してください)

本展協力の研究者・アーティスト(五十音順)
五十嵐大介(漫画家)、 石倉敏明(人類学者)、大石侑香(エスノグラファー)、大小島真木(アーティスト)、小田隆(画家、イラストレーター、大学教員)、ケイトリン・コーカー(ダンサー、人類学者)、鴻池朋子(アーティスト) 、齋藤亜矢(認知科学者)、管啓次郎(詩人)、菅原和孝(人類学者)、竹川大介(人類学者、漫画家)、長坂有希(アーティスト )、永沢碧衣(アーティスト)、西澤真樹子(なにわホネホネ団 団長、大阪市立自然史博物館外来研究員)、丹羽朋子(人類学者)、根本裕子(陶芸家)、長谷川朋広(ゲームクリエイター、アートディレクター)、盛口満(作家、イラストレーター、理科教師 )、山口未花子(人類学者)、吉田ゆか子(人類学者)

参加費

展示は入場無料
※関連イベントはウェブサイトを参照してください

連絡先

生活工房問い合わせ窓口
https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=ojsc-lakimh-16da33f12809c79e9f03af6bc3411c9a

URL

生活工房:https://www.setagaya-ldc.net/program/602/