交差する⽣活:東アジア3国におけるムスリム移⺠の⽣活実践と社会的ダイナミクス
日本、韓国、台湾に暮らすムスリム移民の日々の生活やコミュニティのつながりを探り、国家の「統合」政策だけでなく、彼らがどのように地域社会と関わっているのかを考えます。移民本人や活動家の視点を直接聞くことで、学術研究と現場の経験を結びつけ、現実に即した東アジア地域のダイナミクスを比較し、より広い視野で理解を深めることを目指します。
日本、韓国、台湾に暮らすムスリム移民の日々の生活やコミュニティのつながりを探り、国家の「統合」政策だけでなく、彼らがどのように地域社会と関わっているのかを考えます。移民本人や活動家の視点を直接聞くことで、学術研究と現場の経験を結びつけ、現実に即した東アジア地域のダイナミクスを比較し、より広い視野で理解を深めることを目指します。
本シンポジウムでは、中東・イスラーム地域を研究対象とし、専門分野を異にする研究者らが、フィールドワークおよび資料調査で得られた知見を活かし、日本の大衆演劇、宝塚歌劇における中東・イスラームの表象の諸相とその社会への影響を、日本的オリエンタリズムの観点から検討する。この検討を通じて、宝塚歌劇団が、中東世界の表象において、西洋から投射されたオリエンタリズムの見方を踏襲しながらも、東洋である日本の視点をも反映させていた点を明らかにする。そうして、「日本的オリエンタリズム」と呼びうるものの一例を提示する中で、日本の文化表象研究に一石を投じることを目的とする。
本企画では、稀代の神秘思想家イブン・アラビーを軸として設定し、彼の思想の新しい展開を提示しつつ、後代のイスラーム圏において彼の思想がどのように読まれ解釈されてきたのかを取り上げることで、イブン・アラビー思想伝統を明らかにする。