農村計画学会2024年度春期シンポジウム「『こころ』からの農村計画:不確実性に挑む」

形式 シンポジウム
紹介文 本シンポジウムでは,農村計画の文脈における「こころ」の位置づけや意義,さらには計画論的アプローチとしての可能性や課題について議論を深めます。農村計画学会会員以外も参加可の公開シンポジウムです。
開催日

2024年4⽉20日(土)13:30〜17:00

場所

オンライン開催(配信はYouTube Liveを予定)

主催

農村計画学会

プログラム・概要・趣旨

趣 旨:
 農村地域では住民の減少と多様化が進む一方で,気候変動,感染症,国際紛争による様々なリスクが高まっている。このような内外の環境の変化に,農村の組織や制度,社会インフラ,そして計画も順応する必要がある。2022年の40周年記念シンポジウム「不確実性に挑む農村計画 -これまでとこれから-」では,不確実性の高まりは,農村計画において“計画”を立てることを困難なものにしていることを共通認識とし,新たな,あるいは,もう一つの計画のあり方を考える必要性を唱えた。

 本シンポジウムでは,先のシンポジウムを受け,“これから”の農村計画の具体的アプローチの一つとして「こころ」に焦点を当てた議論を進める。言うまでもなく「こころ」は,人々の行動や意志決定において重要な要素である。近年では「こころ」を資本の一つとして捉えた研究が進むほか,Well-beingや孤立・孤独といった現代的課題とも関連が深い。そこで本シンポジウムでは,農村計画の文脈における「こころ」の位置づけや意義,さらには計画論的アプローチとしての可能性や課題について議論を深めたい。

プログラム:
解題 中塚雅也(神戸大学)

報告
(1)心理的資本の概念と尺度 −農村における活用に向けて-:小川景司(神戸大学)
(2)住民参加の変遷にみる「こころ」の大切さ -政策と研究の観点から-:中島正裕(東京農工大学)
(3)農山村の「生き方」を受け継ぐ地域づくり:井上果子(宮崎大学)
(4)高知中山間の地域の「こころ」:末廣佳帆理(安芸市地域おこし協力隊)
(5)心理的資本の考え方と使い方 -企業経営の視点から-:服部泰宏(神戸大学)

総合討論
コーディネーター:平井太郎(弘前大学)
パネリスト:星野敏(京都大学),山下良平(石川県立大学),小川景司(神戸大学),中島正裕(東京農工大学),井上果子(宮崎大学),末廣佳帆理(安芸市地域おこし協力隊),服部泰宏(神戸大学)

申し込み方法
締め切り

事前の参加申込みが必要です(申込み締め切り:4月15日(月))。

以下のリンクから申込フォームにアクセスし,ご記入・送信ください。当日の参加方法は,4月16日以降に,事前に参加を申し込まれた方々にEメールでお知らせします。

春期シンポジウム参加申込みフォーム
https://forms.gle/7nEnipWJznsHuLAa7

参加費

無料

言語

日本語

連絡先

春期大会実行委員会
E-mail:arp_spring_2024 [at] rural-planning.jp ([at]を@にしてください)

URL

農村計画学会2024年度春期大会 開催案内
http://rural-planning.jp/events/spring/notification/