企画展 「焼畑 ―― 佐々木高明の見た五木村、そして世界へ」

形式

企画展示

開催日 2022年3月10日(木)- 2022年6月7日(火)
場所 国立民族学博物館 本館企画展示場
主催・共催等

国立民族学博物館、五木村

協力

人間文化研究機構基幹研究プロジェクト「北東アジア地域研究」
(国立民族学博物館拠点)
公益財団法人千里文化財団

後援

熊本県

概要・趣旨

焼畑は人類の歴史とともに長い伝統を持ち、現在でも熱帯地域では欠かせない生業基盤のひとつになっている。しかし東南アジアなどでは森林破壊の原因のひとつと見られ負のイメージが強い。
一方で焼畑は、アワ、ヒエ、バナナ、サトイモ、アズキ、ソバ、カブなどが栽培されて、収穫後は畑地を森にもどす再生型の農耕であり、その間には狩猟や採集がおこなわれる。このため今日の日本では自然に優しい持続型農法として注目されている。
本展では、佐々木高明が熊本県五木(いつき)村で撮影した焼畑の写真や現地で使用されてきた道具をはじめとして、日本や世界の焼畑がどの地域でどのような環境のもとおこなわれてきたのか、各地域の焼畑の特徴はなにかを紹介する。また、五木村を中心とした世界の焼畑をとおして、人間と自然との共生のありかたについて考えてみる。

佐々木高明 SASAKI Komei
1929-2013 年。民族学者、地理学者。国立民族学博物館二代目館長。文学博士。日本や世界の焼畑研究の第一人者。主な著作は、『稲作以前』『日本の焼畑』『照葉樹林文化の道』『日本文化の多様性』など。1958-60 年の五木村での調査を出発点として世界的に焼畑研究を展開した。紫綬褒章、今和次郎賞、南方熊楠賞などを受章(賞)している。

◆フライヤーは こちら よりご覧ください。

観覧料 一般580円(490円)、大学生250円(200円)、高校生以下無料

※( )は、20名以上の団体料金、大学等の授業でご利用の方、3ヶ月以内のリピーター、満65歳以上の方の割引料金(要証明書等)。
※大学等は、短大、大学、大学院、専修学校の専門課程 
※障がい者手帳をお持ちの方は、付添者1名とともに、無料で観覧できます。
※大学生、一般の方は万博記念公園各ゲートで、国立民族学博物館の観覧券をお買い求めください。同園内を無料で通行できます。
※高校生以下、「国立民族学博物館友の会」会員の方は万博記念公園各ゲート有人窓口で、みんぱくへ行くことをお申し出いただき、通行証をお受け取りください。
※万博記念公園をご利用になる場合は、同園入園料が必要です。
※全国の主要コンビニで観覧券をお買い求めいただけます。
▶詳しくはこちら
連絡先

〒565-8511
大阪府吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館 案内所
TEL:06-6878-8341
FAX:06-6878-8441

URL https://www.minpaku.ac.jp/ai1ec_event/29785
その他

 以下のような関連催しも行っています。詳しくはこちらをご覧ください。
◆ みんぱくウィークエンド・サロン――研究者と話そう
 ・ネパールの焼畑(2022年4月17日(日)14:30-15:15、国立民族学博物館)
 ・マヤの焼畑(2022年5月8日(日)14:30-15:00、国立民族学博物館)
◆ みんぱく映画会
 焼畑から見た日本の文化(2022年4月30日(土)13:00-16:00、国立民族学博物館)
◆ ワークショップ
 森のくらし――焼き畑から見るSDGs(2022年4月23日(土)13:00-15:30、国立民族学博物館)
◆友の会講演会
 佐々木高明を語る――研究とその人物像(2022年5月7日(土)13:00-15:00、国立民族学博物館)