ワークショップ「移民経験と語り」

紹介文  文部科学省科学研究費・学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」の研究班A03「移民・難民とコミュニティ形成」班とB01「イスラーム共同体の理念と国家体系」班は東洋大学アジア文化研究所客員研究員の沼田彩誉子さんをお招きし、ワークショップ「移民経験と語り」を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
開催日

2021/12/23(木)10:00-12:00

場所

Zoomによるオンライン開催

主催・共催・その他

科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」
A03班「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(ILCAA/ SRC); 20H05826)
B01班「イスラーム共同体の理念と国家体系」(研究代表者:近藤信彰(ILCAA); 20H05827)

プログラム

報告者:沼田彩誉子(東洋大学アジア文化研究所)
「オーラルヒストリーから考える東アジア生まれタタール移民2世のコネクティビティ」

コメンテーター:長縄宣博(北海道大学SRC/ 東京外国語大学AA研)
司会:黒木英充(東京外国語大学AA研/ 北海道大学SRC)

概要・趣旨

20世紀前半の旧満洲、朝鮮半島、日本で生まれたタタール移民2世は、移住先のトルコやアメリカにおいて、報告者を相手に、何を、どのように語ったのか。本報告では、インタビュー時点の「いま・ここ」と、語られたエピソードが生起した「あのとき・あそこ」というふたつの位相を関連付けて、2世のコネクティビティを考えます。その際、①ロシア革命による難民の子というマイノリティとしての立場性が、受入れ社会の構造を問う視点を内包していること、②語りは相互行為によって生み出されるため、語り手(タタール移民2世)だけでなく聞き手(報告者)の立場性も分析の対象となることが、信頼構築をめぐるマジョリティや権力の相対化につながる可能性も模索します。

申し込み方法
締め切り

 こちらよりお申込みください。

参加費

 無料

言語

 日本語

連絡先

太田絵里奈 e.otatsukada[at]aa.tufs.ac.jp 

URL

https://connectivity.aa-ken.jp/activity/480/