オセアニアの気候変動と適応策:地球から地域へ
地球規模での気候変動の議論をオセアニア地域の文脈に整理する一方、フィールドワーカーが経験・収集した地域の事例を地球で起こっていることを理解するためにまとめた本です。
地球規模での気候変動の議論をオセアニア地域の文脈に整理する一方、フィールドワーカーが経験・収集した地域の事例を地球で起こっていることを理解するためにまとめた本です。
4年間のコロナ禍で我々は何を学び、政治はいかなる役割を果たしたのか。ブラジル、トルコ、スウェーデン、アメリカ、日本などの幅広い地域でCOVID-19パンデミックがもたらした社会への影響を総括する。
宗教としてのイスラームや、ムスリムが多数を占める社会、アラビア語を中心とした言語圏の研究を、デジタル人文学(Digital Humanities)のアプローチによって捉え直すことを目指した論集です。
東南アジアの事例を通じて文化人類学の考え方を学ぶ教科書です。フィールドワークを通じてこそ得られた知見や気づきについてもたくさん紹介されています。
北米先住民コミュニティ、アクウェザスネで生じた環境汚染。土地や川との分かちがたいつながりを育んできた人びとの生存のありようから、これまでの、そしてこれからの「環境正義」を厚く描きだす、待望の民族誌。
本書は、世界各地の音楽と向き合ってきた人類学者、音楽教育学者、音楽実践家たちが、特に「音楽」の持つ媒介機能や創造的側面に着目し、具体的な民族誌的記述をもとに表現することを志しています。
コロナ禍において世界は、日本はどのように対応したか。本書は新型コロナウイルス感染症の感染拡大が世界的にみられた現状を受け、主に2020年から2021年までの期間に生じた政治や経済、公共政策の変容に迫る。
東京一極集中が進む戦後の日本で、地方に残った人々は「自前の生活」の探究に苦闘した。本書は民俗学者・宮本常一と離島青年達が展開した文化運動を掘り起こし、都市化や国土開発への「抵抗」を描いた民族誌である。
真の学際的協働とは何か。ともにフィールドサイエンスである人類学と霊長類学の協働のあり方の探究は、忌憚ない議論の応酬を経て、個別の学問領域を越えた学際研究の方法論を射程に入れた普遍的な問いへと深化する。
本書は2008年刊行の同書新装版である。当時まだ若手だった小川光彦、榎本渉、向井亙、四日市康博、森達也が碇石・木材・タイ産陶磁・銀・中国陶磁について論考を寄せ、多角的な海域アジア史像を提示している。