
コロナ下での芸能実践ー場とつながりのレジリエンス
ウイルスの存在を前提とする状況はアジア各地の芸能にどのような影響を与え、また芸能実践者たちはいかに応答したのか。その記録と考察を通じ、芸能や芸能する身体についての我々の理解を更新する試み。
ウイルスの存在を前提とする状況はアジア各地の芸能にどのような影響を与え、また芸能実践者たちはいかに応答したのか。その記録と考察を通じ、芸能や芸能する身体についての我々の理解を更新する試み。
環境と人との関わりの最前線から人間社会のあり方を考えている生態人類学者129人が、ふだん学術書や論文では書けない、発見、悲哀、悦楽、恐怖等々、現場(フィールド)の<絶景>について、初めて語ります。
インド洋西域島嶼地域で編者が採取した各地域の民話のうち、未刊行のセーシェル・クレオル語による民話(18編)と、レユニオン・クレオル語による民話(5編)を訳出して挿絵を付した。
東アジアにおける文化の伝播や受容に着目し、その様相を鮮やかに描き出す。東北大学でメディアやジェンダーに関心を持つ大学院生や、縁のある研究者らが、自ずと湧き上がってくるテーマにのびのびと向き合っている。
ビキニ環礁核実験や原発事故などの核問題に対して、被害者/加害者の視点にもとづく議論にとどまらず、放射線の影響を受けたすべての人びとの「当事者性」という視点から見つめ直した論考集。
イラン革命のイデオローグとして知られる知識人、アリー・シャリーアティー。実は彼は、孤独だった…? シャリーアティーの主要な文学作品群『沙漠論』を通じて、彼の孤独という概念と神秘思想を検討した一冊。
インドネシア東部、海上生活を営むサマの移動に密着。漁場の名、岩の名、岬の名……ひとつひとつ収集し、ナヴィゲーションに関わる言葉の体系を編み上げた。「漂海民」の環境認識、そしてかれらが視ている風景とは?
この本は、9名の文化人類学者が世界各国地域で行ったフィールドワークで見聞きした怪異を紹介するものです。怪異をめぐる人びとの語りや背景を通して、自分とは異なる「わからないもの」への接し方を考えます。
エスニシティ、ジェンダー、宗教、食、そして人類学。人は誰しも歴史的・構造的に位置付けられた複数のポジショナリティ間で揺れ動く。フィールドとホームで葛藤する9名の人類学者たちによるオートエスノグラフィ。
南米ボリビアで「新しい音楽」として興隆したフォルクローレ。個人の物語を愛し、他者の音を聴かず、堂々と嘘を楽しむ…。共に演奏し、木を伐り、考える中で導かれた、ポスト関係論の人類学。