うつりゆく家族(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ6)
家族とは個々の文脈のなかで、いかに経験され、議論され、改変され、つくりかえられてきたのか。身近に存在しつつも捉えがたい「家族」という課題について、イスラーム・ジェンダー学の視点から挑んだ論集。
家族とは個々の文脈のなかで、いかに経験され、議論され、改変され、つくりかえられてきたのか。身近に存在しつつも捉えがたい「家族」という課題について、イスラーム・ジェンダー学の視点から挑んだ論集。
ダライ・ラマの化身とされながらも還俗し、恋に明け暮れたダライ・ラマ6世(1683-1706)。今でも愛唱される彼の詩を100首選んだオリジナルのアンソロジーに、その人生と詩を読み解く解説2編をつけた。
世界が急速に変化を遂げた激動の20世紀。公正な社会を求めて格闘した女性たちの歩みと、変化する装いに映し出される社会のありようから、中東・イスラーム地域と現代世界の歴史と現在を炙り出す。
総力戦下の占領地ジャワで、日本軍はいかに華僑を巻き込み、統治したのか。また彼らはいかにそれに応じたのか。厳しい情報統制下で刊行された華僑紙『共栄報』を読み解き、軍政期の華僑社会の実像を再構築した作品。
脆弱で貧窮に見えがちな山村は、実はしたたかで大きな活力を持った地域であった――現山梨県早川町、近世に「早川入」と呼ばれた山間地域をフィールドとして、当地の人々が災害といかに向き合ってきたかを跡づける。
『観光人類学』の教科書である本書は、近代観光の成立から今日までの展開と、文化人類学者による視座の歴史的変遷とを重ね合わせ、読み進めるにつれて観光への視野を広げ理解を深められるよう、構成されている。
チベット現代文学の作家10人による13編の小説を収録。文学としてはもちろん、妖怪や魔物、異界についての語りがチベット社会の中でいかに機能してきたのかという人類学的な視点からも楽しめる一冊。作品解説つき。
月経対処は近年、国際開発の課題となっている。そのグローバルな変化の波の中で、世界8地域の月経をめぐるローカルな文脈と女子生徒たちの月経対処について描写する。さらに、実践に対する示唆の抽出を試みた。
東京外国語大学AA研の雑誌『フィールドプラス』29号が2023年1月20日に刊行されます。巻頭特集「コロナ状況下のアジアで舞う・奏でる・演じる」ほか、フィールドにまつわる記事満載です。
日本、オセアニア、アジア、アフリカのイレズミ・タトゥーの文化人類学的研究です。身体と制度、施術行為と場所、文様などの考察が示すのは、人と人、人と社会の関係がいかに皮膚に文様を刻んで形成されたかです。