アンデス文明ハンドブック
本書では、20名の研究者により、神殿の出現からインカ帝国の崩壊、文化遺産をめぐる現代の問題にいたる多くのテーマが論じられる。ユニークな古代文化が織りなすアンデス文明に関する最新の成果が示されている。
本書では、20名の研究者により、神殿の出現からインカ帝国の崩壊、文化遺産をめぐる現代の問題にいたる多くのテーマが論じられる。ユニークな古代文化が織りなすアンデス文明に関する最新の成果が示されている。
多くのサンの集団とは対照的に,ナミビア北中部に暮らすクンは隣人であるオバンボや国家と協力的な関係を築いてきた.クンのライフヒストリーについての語りの分析を通じて,彼・彼女らのエスニシティの特徴に迫る.
「ヒト本来の子育て」がみられるとされる狩猟採集社会。だがその子育ては遺伝的差異というよりは、子供、養育者、環境が織りなすコミュニケーションから創造されていた。遊びと模倣が調和を生む多様な子育てに迫る。
地球研の研究者たちが環境問題の根源にある人と自然の関わり合いを〈見える化〉するために実践してきた取り組みをまとめた一冊。華麗な成功物語ではなく、その陰にある〈とまどい〉や教訓を読者と共有したい。
本書では、台湾で植民統治者であった日本人を神(日本神)として祀る信仰を、ローカルな宗教的文脈で読み解き、また、これらが植民地経験の記憶の媒体、観光化・消費文化の媒体となっていることを明らかにしている。
9.11以降、アメリカのムスリムを撮り続けてきた記録写真家の作品と、アメリカやムスリム、マイノリティやアイデンティティに関する小文を収めた写真集。人々が日々「生きる」とはどういうことかと問いかけます。
ハイレベルで詳細だけれども実行が難しい調査マニュアル本とは異なる、フィールドワークを専⾨的に学ぶわけではない人向けのフィールドワーク教本。様々な現場を経験した人類学者のロールモデルや調査TIPSを提示。
社会学・人類学・地理学分野の14名が、自身の研究に必須の営みである「フィールドワーク」について、誰が、何のために、何を、どのように行う実践なのかを問い直し、その意義や問題や可能性を考究する。
アジア14か国のリプロダクション調査の成果をまとめたもの。テクノロジーの利用から、妊娠出産、家族計画、人工妊娠中絶、産後の養生の現在まで、変容するアジアの出産の最前線を捉える。
新型コロナウイルス感染症が問題化されつつあった2020年初頭に世界各地に留学していた大学生が、人類学者6名との対話を通じて、当時の混乱のなかで感じた違和感や葛藤を綴ったオートエスノグラフィです。