
コロナ時代の身体コミュニケーション
文化人類学・哲学・心理学等の専門家による新たな学術領域「顔・身体学」の論集です。海外フィールドワークや対面での実験ができなくなった経験にも触発されて編まれました。
文化人類学・哲学・心理学等の専門家による新たな学術領域「顔・身体学」の論集です。海外フィールドワークや対面での実験ができなくなった経験にも触発されて編まれました。
アジア経済研究所の総勢37名の開発途上国の専門家が、35の国・地域の食について思う存分語ったエッセー集です。研究員たちの世界各地での衝撃的な食体験を通して、その地域の社会・文化がより深く見えてきます。
自然、生活、世界観、歴史、政治、経済、移民・難民、感染症、教育、国際関係など遠くて近いアフリカを多面的に学ぶ入門書。
インドネシアは世界最大2億3000万人のムスリムが暮らすイスラーム大国です。現地のイスラーム復興とその独特な動態を「構造主義」と「混成性」をキーワードに生活世界の日常性から紐解きます。
東京外国語大学AA研の雑誌『フィールドプラス』28号が2022年7月10日に刊行されます。巻頭特集「現地語写本にみる東南アジアのイスラーム化」ほか、フィールドにまつわる記事満載です。
多国籍の街新大久保の現在を、当地に生きる外国にルーツをもつ人びとの語りから描き出した。大学の社会調査実習の成果をまとめたものでもあり、実際の授業内容等も紹介されているユニークな一冊。
現代を生きるムスリムの食事規範の動態を、ハラール産業先進国マレーシアを事例に描く。文献調査に加えてフィールド調査を行うことで、認証制度と日常生活、ローカルとグローバルの関係性の複雑さが明らかになる。
イラン北西部アルダビール地方の世界遺産、シャイフ・サフィー廟の歴史についての共同研究の成果。10本の論文からなる。AA研の新しい出版媒体である『アジア・アフリカ言語文化研究、別冊』の記念すべき第1号。
成り行きからカイロの私立学校で教員をすることになった著者は、そこで出会った女性教員たちと彼女らに翻弄される自身の中に、国家、消費社会、学問的枠組みと相対しつつ紡がれる「私らしさ」を見出します。
2000年代に日本で離婚に関する調査を始めた著者。外見的「差異」のせいか、彼女の周りには離婚の話題が集まってくる。現代日本について、外国でフィールドワークを行うことについて、改めて考えさせられる一冊。