地域情報アーカイブ Area Information

フィールドワーカーから寄せられた地域別の現地情報です(2010-2015年頃)

カメルーン

1.外務省ホームページ 各国・地域情勢

カメルーン: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cameroon/index.html

2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)

 首都ヤウンデとドゥアラにそれぞれ国際空港がある。日本からカメルーンへの空の道は、大きくヨーロッパ(北)回りと中東・東アフリカ(南)回りに分けられる。期間や航空会社にもよるが、一般的な傾向としては前者のほうが、後者よりも乗換えが少ないが高い。所要時間は、機上にいる時間だけを比べればほとんど変わらない。

 ヤウンデの宿泊施設では、バストス地区Rond Point Nlongkak(ロンカック)のそばにあるメウミホテルを多くの日本人研究者が利用している。安全で、値段があまり高くなく、従業員も親切である。

連絡先
Meumi Hotel, La societe Meuyou et Cie, B.P. 1225 Yaounde
Tel : (237)2220-0221/2220-2837
Fax : (237)2220-6746
E-mail: meumihotel@yahoo.fr

 換金は、ユーロあるいはドルで持ち込み、Afriland First Bankなどの銀行でセーファーフランに換えてもらう。市内の闇両替商のところで換えることも可能で、こちらの方が手数料がかからない分損はしない。また、大きな都市では、Credit Lyonnais Camerounなどで、VISAカードを使ってATMからお金の引き出しができる。銀行は、TCの両替もしてくれるが、本物かどうかのチェックに時間がかかることもある。

(大石高典)

3.医療情報

 当たり前だが、都会で入院すると高く、地方は安い。なお、ヤウンデ、ドゥアラの医療機関の事情については、外務省の「在外公館医務官情報(カメルーン)」のページに詳しい。
 
 なお、マラリア薬各種は、ヤウンデやドゥアラの薬局で入手可能。

(大石高典)

4.通信環境

 プリペイド式の携帯電話が全国に普及しつつある。Camtelのほか、OrangeとMTNの2つの通信会社が参入している。

 インターネットカフェは、大きな都市ではあちこちで利用可能。ヤウンデやドゥアラでは、一定レベル以上のホテルでは無料で無線LANが使えるところが増えている。

(大石高典)

5.ビザ、調査許可

 ビザ申請は、日本の旅行代理店を通じて大使館に申し込むか,宅急便等で直接駐日カメルーン大使館に必要書類を送付するか、直接行って申請してもよい。平日の午前中に申請すると、スムーズに行けば、中2日をおいて受領になるはず。現金郵送には、現金書留を用いること。必要書類の詳細については、大使館のホームページ等で確認されたい。あるいは、フランス・パリなど海外のカメルーン大使館で申請することもできる。
調査許可証は、科学研究開発省“Ministre de la Recherche Scientifique et de l'Innovation”(MINRESI)に申請する。

 必要書類は、申請書(規定フォーマットに記入)に、カバーレター、パーソナル・レコード(住所・氏名・連絡先などの個人情報を記入)、調査計画書(プロポーザル、調査日程と内容を記す)、パスポートサイズの証明写真14枚(初回申請時)、国内法遵守誓約書(規定フォーマットに記入)をつけて提出する。すでに調査を始めていて、調査許可証の更新を行う場合には前回調査の報告書を提出しなければならない。これらの書類は、すべて英語もしくはフランス語で作成する。

(大石高典)

6.カウンターパート、来日経験のある研究者

7.大学図書館、アーカイブス、本屋

 ヤウンデにある国立古文書館(Archives Nationales)には、カメルーンがドイツ領となった1884年からフランス・イギリスの統治時代を経て、さらに独立後から今日に至るまでの行政文書や新聞などが保管されており、閲覧できる。アルシビストに依頼して、必要書類のコピーを頼む、あるいは交渉次第で、資料を持ち出してデジカメ撮影することも出来る。

(大石高典)

8.機材・資料の持ち出し、持ち込み

 動植物および土壌などの標本の持ち出しを行いたい場合、空港もしくは、CAMRAILの駅のそばにある"Centre des colis postaux de Yaounde"で、植物検疫(Phytosanitaire)の証明書を受ける必要がある。モノの種類や数量のチェックの後、規定の金額を払うとすぐに発行してくれる。

(大石高典)

9.調査グッズの現地調達

 ノート、ボールペンなど普通の文房具や雑貨は大きめの都市ならどこでも簡単に手に入る。CD-R、 DVD-R、 USBメモリ、などPC周辺機器も手に入る。アルコール、ホルマリンなどの薬品は、薬局で必要量依頼すると準備してくれる。

(大石高典)

10.日本人研究者情報/これまでの調査、科研

11.そのほか、各地域情報など

 Cameroon Field Station (http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/cgi-bin/CameroonFS/wiki.cgi)

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