地域情報アーカイブ Area Information

フィールドワーカーから寄せられた地域別の現地情報です(2010-2015年頃)

イスラエル/パレスチナ

1.外務省ホームページ 各国・地域情勢

イスラエル: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/israel/index.html
パレスチナ: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/plo/index.html

2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)

1.入国ルート:

イスラエル入国への主要な経路としては、空路(ベングリオン国際空港)と陸路(アレンビー橋、シャイフ・フセイン橋、ワーディー・アラバ)が挙げられる。このほかに海路(キプロス島などからハイファー港へ)、またラファハ国境(陸路、ガザ地区南部)などの出入国経路もあるが、後者は外国人が通過許可を取得するのは困難と思われる。

フライト:日本からイスラエルへの入国は、ヨーロッパ(パリ、ロンドン、アムステルダム、フランクフルトなど)経由で入るのが一般的。マイナーだが意外と時間のロスが少ない日本からの航路としては、大韓航空を利用するとよいらしい。

パレスチナ自治区へ入るのは、イスラエルによる入国手続きを経た後、ベツレヘムやラーマッラーなど自治区とイスラエル側との接点にある各チェックポイント(軍事検問所)を経由することになる。2009年頃までは、外国人はパスポートを提示することで、有効なビザがあればチェックポイントを通過できたが、その後は手続きが変化(イスラエル入国時にパレスチナ自治区行きか、それ以外のイスラエルへ行くのか選択)したとの情報もある。こうした手続きは頻繁に変化するので、要確認。

陸路での入国
アレンビー橋経由の場合。アレンビー橋は、隣接するヨルダン・ハーシム王国(以下、ヨルダン)の首都アンマーンから最短で行ける出入国ポイント(ヨルダン側では「キング・フセイン橋」と呼ぶ)。アンマーンから橋までの往路は、2007年3月まではアブダリから乗り合いタクシーが出ていた。出発開始は早く、午前中で終わるので注意)。復路は乗り合い、バスともに存在しないので、タクシーなど利用する必要がある。ヨルダン側の出入国ポイントに到着したら、事務所でパスポートを提示して出国税を支払い、国境専用バスに乗る。バス下車後、セキュリティ・チェックを通過したらイスラエル側のパスポート・コントロールで入国審査を受ける。無事通過できれば、建物を出た場所からエルサレム行きの乗り合いバス、もしくはエリコ行きのバスが出ている。
シャイフ・フサイン橋経由の場合。シャイフ・フサイン橋は、ヨルダン北部の町イルビッドの西にある出入国ポイント。利用者数はアレンビー橋より少なく空いている。アンマーンからイルビッドまではターミナルから公共バス、イルビッド市街地から橋まではタクシーで移動(アラブ国籍者は通過できないので、公共交通機関なし)。
ワーディー・アラバの場合。国境専用バスに乗らず、徒歩で越えられる唯一の陸路国境。ヨルダン南部の町アカバから郊外の出国ポイントに向かい、イスラエル側の町エイラットで入国する。利用者は少なく空いている。ここではアレンビー橋やシャイフ・フサイン橋と異なり、ヨルダンの出国スタンプがパスポートに押されてしまうため、その後シリアやレバノン等アラブ諸国へ行く予定のある場合は、ここからの入国は避けた方がよい。

よく知られていることだが、イスラエルの入国スタンプがパスポートにあると、多くのアラブ諸国では入国を拒否される(特にシリアとレバノンではチェックが厳重)。入国スタンプを別紙に押してほしい、と言うと希望に従ってくれる場合もあるが、最終的には入国審査官の判断に委ねられるので確実とはいえない。時期によってはパスポートに押すか、入国を諦めるかの選択を迫られる場合も。

ベングリオン空港を利用する場合、セキュリティ・チェックのため空港には出発の3時間前に到着しておくことが要求される。X線検査で問題が指摘されると、荷物を開けさせられたり、ボディ・チェックを受けることもある。滞在中の旅程を聞かれたり、ホテルの宿泊記録(レシート)を提示させられることも。ただし空港がリニューアルされてからは、検査が合理化・簡素化されたとの話も聞く。

2.ホテル:

東エルサレムでは、観光客相手の安宿よりも、教会系のホスピスの方が、清潔感のある寝室および浴室を利用できて、ホテルよりも割安なのでお勧め。中でもお気に入りは以下の場所。

オーストリア・ホスピス:旧市街ムスリム地区。ダマスカス門を入って直進、左手にある修道会系の施設。ライオン門から旧市街に入った通りとの交差点に位置するので、空港から到着した場合は車でホスピスの前まで入ってもらえて、荷物の移動に便利。個室は上の階にあって清潔で眺めがよい。ドミトリーは半地下の落ち着いた雰囲気。貴重品を入れるため鍵付きの収納を利用させてもらえる。朝食はバイキングで充実している。

シュミット・スクール(ゲストハウス名は「パウルス・ハウス」):ダマスカス門を出てすぐ、正面のカフェ「フォーシーズンズ」のわきにある修道院系学校に付属の宿泊施設。要予約。本館の個室のほかに、夏は庭にあるゲストハウスも一般宿泊客用に開放してくれる。こちらはドミトリーだが非常に清潔で快適。夜は敷地の鉄扉が閉まるので、セキュリティ上も安心できる。朝食は本館でのバイキングが宿泊料に含まれる。

ルーテル派ホスピス:旧市街アルメニア地区。中庭がきれいでドミトリーも清潔。場所は分かりにくい所にある。

二人以上で泊って、予算の余裕があるなら、以下のホテルもお勧め。

「エルサレム・ホテル」ダマスカス門を出て、向かいのカフェを右手に見ながらナーブルス通りを北に直進。自治区行きのバス乗り場に面した場所にある。値上がりしたため宿泊料は安くはないが、歴史あるホテルで、石造りの壁に内装の調度品がアラブ風の木製品で統一されているので雰囲気が味わえる。中庭のレストラン「カーン・ザマーン」では宿泊客でなくても手ごろ価格でアラブ料理が楽しめる。

同様の利用先としては、オリエント・ハウスの近くにある「アメリカン・コロニー・ホテル」もお勧め。非常に美しい中庭のレストランは、値段は日本並みだがメニューも充実しており、気分転換にはお勧め。半地下のバーも夜は雰囲気があり、国連職員等がよく利用している。宿泊利用は非常に高額だが、いつか泊まってみたい憧れのホテル。

逆にお勧めできないのは以下のホテル:

「(ニュー)ハーシミー・ホテル」。ダマスカス門を入って直進、分岐点から右に進んだ左手。筆者が宿泊した当時(2004年夏)は、部屋の掃除が行き届いておらず、蚤に襲われた人多発。『地球の歩き方』に載っているせいか利用経験者は多いようだが、料金トラブルも多く聞く。ただ最近は経営者が変わり、清潔になったとの話もきく。

「ファイサル・ホテル」。ダマスカス通りを出て向かいのカフェと同じブロック、すぐ左手にあるバックパッカー宿。オーナーは親切だが、清潔感には欠ける。ISM(パレスチナ国際連帯運動)の活動家が多く利用していることで知られ、入国時に宿泊先として名前を挙げるのはお勧めできない。日本人宿泊者が多い。隣接する「ペチュニア・ホテル」(?)は同じくバックパッカー宿だが、覗き宿(女性客がシャワーを覗かれる)として有名。

そのほかの地域のホテル:

ベツレヘムでは、ベイト・ジブリーン(アッザ)難民キャンプのそばに「パラダイス・ホテル」、生誕教会へ行くメンジャー通り沿いに「アレクサンダー・ホテル」、町の中心部に「スター・ホテル」がある。

ラーマッラーではマナール広場からヤーファー通り沿いに下った左手に、安く泊まれるホテルとして「プラザ・ホテル」が、そのさらに先にもう少ししっかりしたホテルとして「ロイヤル・コート・スイート・ホテル」がある。

いずれにせよ自治区内のホテルは、客の増減により閉まっている場合があるので、事前に電話等で確認しておいた方がよい。

ホテルやレストラン、公共施設等の電話番号は、自治区の各地に置いてある『This Week in Palestine』という定期刊行物に掲載されている。

イスラエル側のホテルは、パレスチナ自治区と比べて基本的に宿泊料は高く、日本並み。テルアビブはベンイェフダー通り沿いに安宿が集中しているが、あまり柄がよいとは言えないので、少し高くとも個室をお勧めする。ハイファーでは「ポートイン・ホテル」が清潔でお手頃価格。

3.通貨:

イスラエル新シェケル(NIS)が使用される。1NIS=約23円。家賃払い等の高額取引では、米ドルが好まれる場合も。またエルサレムにあるヨーロッパの教会系ホスピスでは、支払いがユーロで可能な場合もある。以前は使用されていたというヨルダン・ディーナールは、現在では使用不可。なお同じシェケル(NIS)でも、パレスチナ自治区では、アグロット硬貨(シェケルの下位単位)は使用されない。

ATM:イスラエル側には多く、CITIBANKなど海外対応のキャッシュカードが使える。イスラエルの銀行(ミズラヒー、ハポアリーム等)でもplus提携あり。パレスチナ自治区では、ラーマッラーのアラブ銀行(マナール広場)、HSBC(ヤーファー通り下る)などでplus提携のカードが使える。

4.治安:

政治情勢に応じて散発的な攻撃が起きることがあり、不安定なので報道には十分注意が必要。基本的に、イスラエル側ではバスなど公共の乗り物、オープンカフェなど人が集まり外から出入りしやすい構造の建物は避けた方が無難。パレスチナ自治区では、大規模な軍事攻撃はそう頻繁には起こらないが、時間・場所・対象を限定してイスラエル軍が侵入することがある。また殉教作戦(俗称では「自爆テロ」)が起きると自治区全体が封鎖され、チェックポイントの通過が著しく困難になる場合があるので、注意が必要。

またテルアビブ市内やエルサレムなど、観光客や低賃金労働者の多い場所では、盗難などに注意が必要。エルサレム旧市街内に宿泊する場合は、深夜の独り歩きを避けるため、早めにホテルに戻るのをお勧めする。

3.医療情報

予防接種:

基本的には必要ない。慎重を期すなら、破傷風、肝炎(A、B型)、狂犬病など。(ちなみに筆者は一度も打っていったことはないが、特に感染したことはない)

予防接種のない病気として、かかる確率が高いのはアメーバ赤痢。水から感染し、高熱、嘔吐、下痢などの症状が出るが、地元の薬局でメトロニタゾールを処方してもらい、1週間飲み続ければ完治する(ただし薬の副作用として強い倦怠感が出る)。パレスチナ自治区内では地元住民の間でも羅患率は高いらしい。日本では隔離対象となる指定伝染病?なので、帰国前には注意が必要。

病院:

イスラエル側の医療水準は高い。代表的な病院としては、西エルサレムのマカッサド病院、東エルサレムのハダッサ病院、オーギュスタ・ヴィクトリア病院など。薬局も充実しており、たいていの薬は入手可能。ただし日本人には抗生物質など強力すぎる場合があるので、慣れた薬を持参した方がよい。

水:

飲料水は原則、ミネラル・ウォーターを購入した方がよい。水質は硬水。パレスチナ自治区で水道水を飲むことは極力避ける。水で割ったジュースや、氷にも注意。温かいお茶やコーヒー、生野菜サラダを洗った水程度は問題ない。

4.通信環境

インターネットカフェは急速に普及しており(エルサレム旧市街、ラーマッラー市内のみならず、自治区内の地方都市を含む)、通信速度もそこそこのスピードが出る。日本語の使用は、閲覧はたいてい可能だが、入力が可能な場所は限られる。

イスラエル側では、オレンジ、セルコム等各社の携帯電話のSIMカードが、30ドル程度で購入できる(2004年当時)。携帯電話の本体価格は高い。パレスチナ自治区の携帯電話(ジャワール)は回線が少ないせいか、SIMカードの購入が困難で、正式にはパレスチナIDの提示が必要とされていた(2004年当時)。1948年占領地、および入植地の近辺ではイスラエル側の携帯電話の方が電波がよく通じるが、パレスチナ自治区の中ではジャワールの方が電波が強い。日本の携帯電話のローミング・サービスも、エルサレムなどの都市部では使用が可能。

5.ビザ、調査許可

入国審査時に、日本国籍保持者は通常3カ月までの観光ビザを取得することができる。入国審査の際には、国内で宿泊予定のホテルの名前、電話番号、会う予定の人の連絡先等を聞かれることがあるので、用意しておく(他の出入国ポイントでも同様)。審査での応答次第では、滞在期間を減免されたり(最短事例は1日!)、入国拒否を受ける場合もある。フライトでの入国で拒否を受けた場合は、帰国予定の航空会社の便を変更され、経由地までの一番早い便で出国させられる。拒否の理由はたいていの場合、開示されない。

留学の場合、事前に受け入れ大学と交渉して、留学ビザを発行してもらう。イスラエル政府に登録された団体で働く場合には、就労ビザの発給を受けることができる。人文社会系では調査ビザの取得は不要?(知る限りでは取得の前例なし)

ビザの延長には、一度出国してから再入国するか、内務省で手続きをするかの選択肢がある。前者の場合、再審査での入国拒否のリスクがあるが、後者の場合も早朝に窓口に並び、相当の時間待たされる。

パレスチナ自治区に入る際は、「旅行情報」で既述のようにチェックポイントを通過するのが原則。西岸地区では通過の際に、通常はパスポートに記録は残されないが、有効なビザの取得を確認されるのでパスポートの提示が必要。チェックポイントは固定箇所に設けられたもののほかに、自治区への経路で臨時に「フライング・チェックポイント」が設けられることがある。通過には身分を証明する物の提示が必要となるので、パスポートは常時携帯した方がよい。ガザ地区に入るためには、2010年春現在、特別なアレンジが必要。事前にイスラエル軍との調整が必要となり、基本的に入るのは困難。第2次インティファーダ以降は、越境の際にパスポートに記録が残されるとの情報あり。

6.カウンターパート、来日経験のある研究者

もと・現イスラエル/パレスチナ在住の研究者として
・アフマド・サアディー(ベングリオン大学)
・サリーム・タマーリー(エルサレム研究所、所長)
・ハリール・シカーキー(PSR、所長)
・カイス・フィッロ(ハイファ大学)
・メロン・ベンヴェニスティ(2010年3月来日予定)
・シュロモー・ザンド(2010年6月来日予定)
・イラン・パぺ(現在はイギリスのエクセター大学へ移籍)
・ヌール・マサールハー(現在はイギリスのSurrey大学へ移籍)
・ハイム・ブレシース(現在はイギリスのイースト・ロンドン大学へ移籍)
この他にも多くのパレスチナ系、イスラエル系研究者が、欧米で学位や教鞭をとっている。

7.大学図書館、アーカイブス、本屋

パレスチナ側の大学は、図書館の蔵書数も限られ、それほど利用しやすいとはいえない。主要な大学としては、ラーマッラーのビールゼイト大学、東エルサレムのアル=クドゥス大学、ベツレヘム大学、ナーブルスのナジャフ大学などが挙げられる。

むしろ外国人として利用しやすいのは、各種調査研究機関や、人権団体の調査部、国連機関の発行している資料類。主要な物としては以下が挙げられる。

  • OCHA(Office for the Coordination of Humanitarian Affairs)占領地事務所:東エルサレムのセント・ジョージ通りの先にある。国連の人権問題関係の調査事務所で、チェックポイントや分離壁の地図を無料でもらえる。その他、イスラエルによる占領関係の最新情報について、統計などのデータが充実している。
  • PASSIA(The Palestinian Academic Society for the Study of International Affairs):東エルサレムのサラーハッディーン通りの裏手にある。英語、アラビア語による刊行物は、エルサレムに関するものが多く、厚さの割には高額。毎年発行されるスケジュール帳は、主要な機関の電話番号等が網羅されており重宝。
  • IPCRI(Israel/Palestine Center for Research and Information)エルサレムとベツレヘムの間にある研究所。イスラエル側、パレスチナ側、外国からの研究者が合同で、頻繁にワークショップを開催。資料も充実しており、コピーは実費でとらせてもらえる。
  • BADIL(Resource Center for Palestinian Residency and Refugee Rights)ベツレヘム地区にある人権団体で、付属研究部門が充実。英語とアラビア語で定期刊行物のほか、難民問題に関する出版物を発行している。UNRWA等の統計資料をもとにしたパレスチナ難民についての資料集(Survey)が、毎年更新して刊行されている。
  • JMCC(Jerusalem Media and Communication Centre)パレスチナ自治区内のさまざまなテーマに関して、独自の世論調査を行っている。大半のデータはウェブサイトで閲覧が可能。事務所は分かりにくい場所にある。
  • PSR(Palestinian Center for Policy and Survey Research)ラーマッラーの郊外にある研究所。パレスチナ自治区内の世論調査、分析を行い、レバノンやヨルダンの調査機関とも提携して比較調査を実施することが多い。調査データはウェブサイトで閲覧可能。所長のシカーキ氏は来日経験が豊富。

【書店】:

東エルサレムのサラーハッディーン通り沿いにいくつか書店があり、アラビア語、英語文献が手に入る。Educational Bookstore(Maktaba 'Ilmi)は代表的で、自治政府その他が発行するパレスチナ、イスラエル、中東関係の地図や、上記の各種調査機関の定期刊行物も置いている。シェケルのほかに、ドル払い、クレジットカードの利用が可能。文房具や新聞の類も充実している。

同じく東エルサレムのアメリカン・コロニーの敷地内にある書店も、イスラエル/パレスチナ関係、および近刊の国際政治系の洋書はそこそこ充実している。ドル払い、クレジットカードの利用が可能。店内が狭いので少々見づらいのが難点。

エルサレム以外では、ラーマッラー中心部のマナール広場の少し西、鞄屋の並び左手に書店があり、英語およびアラビア語文献が手に入る。

イスラエル側ではヘブライ大学(東のスコーパス・キャンパスが文系)、ハイファー大学、テルアビブ大学、ベングリオン大学等で図書館、書籍部ともに充実している。

8.機材・資料の持ち出し、持ち込み

ビデオテープ、カメラなどは、出入国審査の際に中身をチェックされる場合がある。データはバックアップをとって別送をお勧めする。アラビア語文献や資料も、手荷物として持ち出すよりは送った方が無難。スーツケースを開封された場合、面倒になる場合がある。

西エルサレムのヤーファー通り入り口にイスラエルの中央郵便局があり、東エルサレムの郵便局よりも比較的空いている。EMSの受付があり、箱も販売している。個数割引あり。ただし大型荷物はEMSで送っても、出国送付時に開封検査される場合がある。

ベングリオン空港を通る場合、パソコンは特殊梱包で「飛ばして」安全性をチェックするため、キーボード、スクリーン等損傷しやすいらしい。破損しても補償はない。

9.調査グッズの現地調達

イスラエル側ではコンピューター、ビデオ、カメラ関係を含め、必要な機器は一通り手に入る。日本製も普通に入手可能。ただしハンディカムは日本のNTSC方式ではなく、PAL方式のレコーダーになる。

意外と入手が困難なのは、つばの広い帽子、日傘の類。日焼け止めも日本ほどSPFの高いものは売っていない。衣料品、衛生用品など日用雑貨はどちら側でも現地調達可能。

10.日本人研究者情報/これまでの調査、科研

11.そのほか、各地域情報など

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