フィールドワーカーから寄せられた地域別の現地情報です(2010-2015年頃)
チェコ
1.外務省ホームページ 各国・地域情勢
チェコ: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/czech/index.html
2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)
交通機関
主な空港はプラハ・ルズィニェ空港(Letiště Praha Ruzyně)。日本からの直行便はないので、ヨーロッパの主要都市を経由するのが一般的。もしくはミュンヘンやウィーンなど近隣の都市の国際空港を経由して、列車でチェコへ入ることも可能。国内の移動手段は列車やバス。列車、特に長距離の国際列車は遅れることが多い。チェコ国内の主要都市間の移動であればバスのほうが安くて速い場合が多い。
*交通機関検索サイト* http://jizdnirady.idnes.cz/vlakyautobusy/spojeni/
ホテル
首都プラハには高級ホテルからユースホステル、アパートメントまでさまざまなタイプの宿泊施設がある。比較的安くてドミトリータイプではないアパートメント・ホテルがおすすめと言える。
換金
通貨はチェコ・コルナ。街中の両替所や銀行で換金できるが、両替所の中には悪質なものもある。両替を巡って両替所でどなっている観光客をよく見かける。日本円も両替できる。
治安
駅、特に大都市の鉄道の中央駅は注意が必要。プラハの中心地Muzeum付近の地下道やブルノの駅周辺の地下道も治安は良くない。その他は最低限の注意(カフェなどで席を取るためにバッグを置かない、トラムでリュックサックを背中に背負わないなど)を払っていれば危険なことはない。
(唐澤佑子)
3.医療情報
4.通信環境
インターネット
街中のインターネットカフェ、もしくは持参のPCがあればWi-Fiのカフェやレストランで無線LANを利用できる。チェーン店のコーヒーショップやファストフード店はたいていWi-Fiを備えている。その他のカフェもWi-Fiを備えていることが多く、店の窓などに表示してある。さらにプラハ市立中央図書館でも図書館の無線LANを利用できる(入館のためのカード作成や登録などは必要ない)。
電話
日本にかける場合は、国際電話カードもしくは普通のテレフォンカードをキオスクで購入して公衆電話からかけるのが良いだろう。携帯電話はVodafone、O2(アルファベットのO)、T-Mobileなどの店で購入することができる。
FAX
郵便局で利用できるが、ブルノでは街中の郵便局にはなく、中央駅の郵便局に行かなくてはならなかった。どの郵便局もFAXを備えているわけではないようである。
(唐澤佑子)
5.ビザ、調査許可
ビザ
チェコに3カ月以上滞在する場合は長期ビザを取得する必要がある。長期ビザには就労ビザと就学ビザがある。就学ビザ取得には滞在目的を証明する書類(大学の入学証明書など)、滞在先証明書、海外旅行保険証券、預金残高証明書、日本での無犯罪証明書などが必要。書類は海外旅行保険証券を除いて、すべてチェコ語になっていないといけない(無犯罪証明書の翻訳は大使館がおこなう。有料)。なお2010年から保険は、チェコで営業許可を持つ保険会社の証券のみ有効であるという。日本からこれらの会社の保険を契約する方法については2010年2月現在大使館が確認中。ビザ発行までには最大2カ月かかる。出発までに書類が揃わない場合は近隣諸国の日本大使館(ドレスデンの領事館が一番近いようである)で申請、ビザ取得が可能。
(唐澤佑子)
6.カウンターパート、来日経験のある研究者
7.大学図書館、アーカイブス、本屋
大学図書館
プラハ、カレル大学哲学部の場合、図書室を研究室ごとに持っているため小さな図書室が建物内に散在している。そのため、大学内で本を探すのは少し難しい。 カレル大学とチェコ科学アカデミーのジョイント機関であるCERGE-EIは、主に経済分野の本が中心ではあるが、英語の書籍および雑誌が充実している図書館を備えている。
公共図書館
プラハ中心地に市立中央図書館と国立図書館がある。どちらも本を借りるには登録する必要がある(有料)。カレル大学に大きな図書館がないため、勉強したい場合もどちらかに行く。しかし、市立中央図書館はチェックなしで誰でも入れるので、注意が必要(日本人の友人はここで盗難に遭った)。
8.機材・資料の持ち出し、持ち込み
チェコの郵便局からはEMS、航空便、船便などで送ることができる。チェコの郵便はあまり評判が良くないため(きちんと届かなかったり、手紙、特に外国からのものは配達前に開封されたりすることもあるらしい)、重要な書類はEMSもしくは書留で送るのがよい。
9.調査グッズの現地調達
文房具、衣類等たいていのものは揃う。