地域情報アーカイブ Area Information

フィールドワーカーから寄せられた地域別の現地情報です(2010-2015年頃)

台湾

1.外務省ホームページ 各国・地域情勢

台湾: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/taiwan/index.html

2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)

桃園国際空港、各地の銀行などで新台湾元(NTD)に兌換することができます。
台湾は比較的治安の良い国なので、都市および村落部でも安心して調査を行うことができます。

3.医療情報

台湾各地には総合病院があります。地方都市や田舎でも診療所が多くあります。
台湾では数年前から国民健康保険制度が整備されています。健康保険証を持たない外国人でも実費でこれらの医療機関で治療を受けることが可能です(風邪程度なら実費でも日本円で3,000円以内でおさまるでしょう)。
台湾は比較的衛生管理がなされている国です。ただし、台湾の食事は脂っこいものが多いので、人によっては現地の油に慣れるまでに数カ月以上かかるかもしれません。
現在の台湾には特に風土病というものはありませんが、たまに南部でデング熱などが流行することがあります。

4.通信環境

台湾の都市、地方都市には多くのインターネットカフェがあります。
原住民が住む山地部でもADSL回線でインターネットを利用してる家庭は数戸はあります。
このほか、各地の地方自治体(その図書館)や学校などで許可を得てパソコンやインターネットを利用することは可能です。

5.ビザ、調査許可

日本の研究者で台湾で「調査ビザ」をとって調査を実施しているという話は聞いたことがありません。そもそも台湾には「調査ビザ」という制度があるかどうかも不明です。
現行の制度では日本人はノービザで最大90日間台湾に滞在することができます。
ノービザ期間を超えて長期滞在して調査を行う場合は、大学や中央研究院などの研究機関の「受入許可証明書」が必要になってきます。また入国後は、研究機関からの「受入許可証明書」やパスポートをもってステイ先の最寄りの警察署を訪れて「居留証」の手続きをする必要があります。手続きの詳細に関しては受入研究機関のスタッフが詳しく教えてくれるはずです。

6.カウンターパート、来日経験のある研究者

黄智慧(中央研究院民族学研究所)
呉天泰(国立東華大学)

7.大学図書館、アーカイブス、本屋

台湾を訪れる日本人研究者はたいてい台北の中央研究院、国立図書館、国立中央図書館台湾分館などで資料収集をしています。
http://www.sinica.edu.tw/
http://www2.ncl.edu.tw/mp.asp?mp=2
http://www.ntl.edu.tw/
このほかにも、「台湾省」の「省都」である南投県南投市にある国史館台湾文献館では日本植民地期の文書の一部(高精度デジタル写真撮影済み)にアクセスすることができます。
http://www.th.gov.tw/
台湾の各都市には誠品書店という大規模書店のチェーン店が存在します。研究書籍は少ないですが、さまざまなジャンルの本に触れることができます。
http://www.eslite.com/index.aspx
台湾関係および人類学関連書籍で有名なのは国立台湾大学の近くにある南天書局です。
http://www.smcbook.com.tw/shop2/

8.機材・資料の持ち出し、持ち込み

9.調査グッズの現地調達

たいていの調査グッズは台北市内で購入することができます。

10.日本人研究者情報/これまでの調査、科研

中華民国(台湾)に関する基礎情報は、こちらで確認することができます。
http://www.gio.gov.tw/taiwan-website/5-gp/yearbook/

11.そのほか、各地域情報など

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