フィールドワーカーから寄せられた地域別の現地情報です(2010-2015年頃)
モンゴル
1.外務省ホームページ 各国・地域情勢
モンゴル: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/mongolia/index.html
2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)
飛行機
MIAT(モンゴル航空)で成田から約5時間かかる。北京経由(CA)、ソウル経由(大韓航空)もある。
モスクワなどロシア、カザフスタンなどにも直行便がある。ウランバートルの空港は早朝便が多い。冬期は滑走路と風向きの相性が悪いため欠航が多い。
国内線
- eznis:英語が通じる http://www.eznis.mn/
- aero mongolia:やや不親切、eznisより安い。 http://www.aeromongolia.mn/
チケット予約はできるが数日以内に購入が必要、購入は窓口のみ。日本の代理店からも購入できる。
車での移動
車は一般的なのでUBではタクシーが多い。バスは込んでいてスリが多い。昼間は徒歩で移動可能。地方でも長距離(乗合)タクシーがある。
鉄道
中国、ロシアなどに行けるが、本数は少ない。かなり遅い。馬に乗れると地方に行った時に便利かもしれない。
治安
治安はそれほど悪くないが、夜は強盗が頻発しているので出歩かない方がよい。 観光地帯にいくと英語が通じることがあるが、街では基本的に英語は通じない。
ホテル
ウランバートルの西の方に半分日本資本のホテルがあり、日本語または英語が通じる(従業員により異なる)。日本式風呂、日本食レストランがホテル内にある。
地方ではツーリスト向けのホテルもある。だいたい簡素でベッドが二つ、テーブルといす、タンスがある。トイレは部屋にあると少し高い。フロントでお湯をもらえるので、ティーバックなどを持っていくか近くで買うとよい。インスタントコーヒーが1回分置いてあることもある。シャワーは使えない場合が多い。トイレや蛇口から水がでない場合もある。水道の水は飲まない方がよい。朝食が付いていない場合も多いがゴアンズ(食堂)が近くにあることが多い。
観光地ではゲルの形をしたホテルがあり、設備も整っていて快適だが高い。
3.医療情報
日本よりは悪い。ウランバートルには病院はある。市販の薬もある。
動物を媒介とした伝染病がははやることがある。予防接種は破傷風を接種していった方がよい。通常、狂犬病は接種しなくても大丈夫だが、犬にかまれると感染する危険があるので気をつけること。
南の方へ行く場合は日射病などが多いらしい。乾燥していて埃っぽいので、のどあめ、マスクなどあるとよい。保湿クリームやリップクリームもあると快適。
4.通信環境
都市では携帯電話が使用可能。日本のsoftbankやdocomoが使える。現地でSIMカード購入も可。都市間では電波が届かない。衛星電話を持ち込むとよい。電話屋もある。
首都、地方都市でインターネットカフェがあるが停電などあり電力が不安定で日本語は使えないことが多い。ウランバートルでは郵便局内など多数ある。
ハガキは、中央の郵便局から出すと1週間くらいで日本に届く。その他の場所ではかなり時間がかかることもある。
5.ビザ、調査許可
1か月、3カ月などのビザがある。
6.カウンターパート、来日経験のある研究者
- IMH(institute of meteorology and hydrology)
- IG(institute of geography)
など
7.大学図書館、アーカイブス、本屋
8.機材・資料の持ち出し、持ち込み
機材持ち込みに特に問題はない。手持ちで持ち込むと空港でチェックされる場合もある。ウランバートルならば送ることも可能だが、受取人が必要。
関税などいくつかの書類があり複雑。現地語でのやりとりが必須。サンプルの持ち出し(水など)には許可が必要。カウンターパートに頼む必要あり。
9.調査グッズの現地調達
市内に店は多く、街の端に大型スーパーがある。かんたんなもの、一般的なは揃う。種類が少ない場合がある。PCなどは日本と同程度に高い。地方では物品を手に入れるのが難しい場合もある。
10.日本人研究者情報/これまでの調査、科研
気象関係ではつくば大、首都大、JAMSTECをはじめ、多数の機関が関わっている。人文系も多数。