地域情報アーカイブ Area Information

フィールドワーカーから寄せられた地域別の現地情報です(2010-2015年頃)

中国

1.外務省ホームページ 各国・地域情勢

中国: http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/index.html

2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)

ホテル

 外国人は滞在先で公安に登記が必要である。外国人宿泊可能なホテルでは必ず対応している。ウィークリーマンションなどに滞在する場合は、自ら届け出る必要があり、届け出を怠った場合、数百元程度の罰金を課されることがある。

換金

 換金は銀連加盟の銀行ATMで、クレジットカード(VISAなど)によるキャッシングが可能。銀行間レートが適用されるが、キャッシング期間に応じた利息が付くので、窓口での両替より少し有利な程度である。

 大きな銀行支店には闇両替商がおり、窓口より有利なレートで換金してくれる。偽札をつかまされる可能性は少ないが、銀行窓口で口座に入金させて金額を確認してから、円を支払うのが安全とされる。

 現地での現金立替払を帰国後に精算する場合、両替レートの証明が必要になる。その場合は銀行窓口での換金してレートの記載された受領証を保存すること。

治安

 治安はおおむね良好だが、夜間の一人歩きは危険とも言われる。背広族の夜間の移動はタクシーを使った方が良い。タクシーは初乗り8元なので、市内の移動程度なら数十元で済む。中国人と見分けがつかない服装の場合は公共交通機関を使っても問題ないだろう。

交通事情

 交通ルールは東南アジアほどではないが徹底されてはおらず、車優先である。歩道は駐車場として使われるので、歩道上でも車に気をつける。

 横断歩道でも車は止まらないので、道路を横断する時は周囲の人に合わせて行動する必要がある。特に車は信号に関係なく右折できるので、青信号で横断歩道を渡っていても、右折して来る車には十分注意が必要である。

3.医療情報

 大都市では日本語が通じる医師がいることもある。領事館や駐在事務所、場合によっては日本人会のサイトに情報が掲載されていることもある。

 保険が適用されるかどうかは、所属する健康保険組合や保険会社の条件による。適用される場合も、現地での診療内容を証明する書類と領収証が必要なことは言うまでもない。

4.通信環境

 普通、ホテルで接続環境が無料で提供されている。ただし接続速度は遅かったり、故障の際の対応が遅いことがある。

 ウェブサイトは検閲で見られないサイトも。Twitter、Youtubeや、政治問題が持ち上がった際のニュースサイトなど。検閲を回避するにはVPN接続を契約しておくなど、準備が必要である。

 携帯電話のプリペイドカード、SIMカード(電話番号)などは街のキオスクで入手できる。電話番号を発行した会社の店頭でも料金をチャージすることができる。国内のみ、国際電話可能、ネット接続可能など、様々な種類がある。

5.ビザ、調査許可

 外国人は中国の水域で乗船調査を行うことができない。
 中国の研究機関も、予め研究計画を上局に申請し、許可が下りてからでないと調査できない。

中華人民共和国水文条例

6.カウンターパート、来日経験のある研究者

7.大学図書館、アーカイブス、本屋

8.機材・資料の持ち出し、持ち込み

 ATAカルネのうち、「職業用具条約の職業用具」が適用されていない。従って、持ち込み調査機材は全て課税対象になるので注意が必要。

 中国国内の学術研究機関が、学術目的で機材を輸入する際に免税となる規定があるが、審査に時間がかかる。
持ち込み時だけでなく、持ち帰り時には、今度は日本の税関で検査を受けることになる。日本を出国する際に税関で別送品のリストを提出しておくとともに、入国の際に申告書を2通作成して検印を受け、1通を持ち帰ること。後で通関手続きの際に必要になる。

9.調査グッズの現地調達

10.日本人研究者情報/これまでの調査、科研

11.そのほか、各地域情報など

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